ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

書誌

「アレクサンドル・チェレプニンをめぐる作曲家たち」プログラム

片山杜秀さんの企画で2000年に行われた演奏会のプログラムです。チェレプニン・コレクションの曲と、チェレプニン自身の曲で構成されています。片山さん編集のチェレプニン作品表つき。 アレクサンドル・チェレプニンをめぐる作曲家たち:「日本の音・再発見…

探楽愉快 Vol.4『100年前、北の地に伊福部昭が生れた』プログラム

昨日の探楽愉快のプログラム冊子です。予定より1曲増えてました。充実した演奏で満員近いお客様も盛んな拍手でした。 100年前、北の地に伊福部昭が生れた:探楽愉快 Vol.4 [探楽愉快], 2014.2.10 [8]p ; 21cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2014年2…

池野成メモリアル・コンサートのプログラム

2006年に開催された「池野成メモリアル・コンサート」のプログラムです。 池野成メモリアル・コンサート 池野成メモリアル・コンサート実行委員会, 2006.11.23 19p ; 30p 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2006年11月23日(木・祝)14時開演・第一生命ホ…

ニッポニカ第24回演奏会プログラム

24回演奏会、おかげさまで無事に終了しました。当日のプログラム冊子の内容です。 野平一郎・歌・フランス:歌手・荻野綾子の追憶に:第24回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2013.11.24 11p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2013年11月24日(…

山田一雄自筆譜展に行きました

上野の東京藝術大学図書館で開催中の「山田一雄自筆譜展」に行ってきました。管弦楽作品では先日演奏した『交響的木曽』(1939)と、『序曲・荘厳なる祭典』(1940)がありました。『序曲』の方はおそらく演奏されていないとのことなので、今後の演奏機会が…

日本近代音楽館編『山田一雄年譜』

山田一雄没後1年目に開催された展覧会(1992年9月1日〜27日、旧東京音楽学校奏楽堂展示室)の際に作成された年譜です。 山田一雄年譜:奏楽堂秋の特別展「山田一雄展」日本の作曲家シリーズ2 / 日本近代音楽館編 日本近代音楽財団日本近代音楽館, 1992.9 16…

折田義正編『山田一雄演奏記録』

山田一雄先生が東京音楽学校在学中の1933年から1991年に亡くなられるまでの演奏記録です。収録内容は年月日順に、作曲者名、曲名、演奏者等で、放送も含みます。作られたのは兵庫県在住の山田一雄ファンである折田義正さん。1935年生まれの折田さんは高校生…

『ベルリン・東京物語:音楽家クラウス・プリングスハイム』

クラウス・プリングスハイム(Klaus Pringsheim, 1883-1972)の伝記が確かあったはず、と本棚を探してでてきた本です。 ベルリン・東京物語:音楽家クラウス・プリングスハイム / 早崎えりな 音楽之友社、1994 308, ix p ; 20cm 目次: 1.ある音楽家の半生……

堀田善衛『インドで考えたこと』と手塚治虫『ブッダ』

1週間ほど前から読んでいた堀田善衛(ほった・よしえ、1918-1998)の『インドで考えたこと』(岩波新書、1957)を読み終わった。作家の堀田善衛は1956年晩秋から翌年初にかけて、第1回アジア作家会議出席のためインドに滞在し、この本は会議の参加者との交流…

加藤陽子・佐高信『戦争と日本人』

おじさんビオラに勧められて『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社、2009)の著者加藤陽子と、評論家佐高信の対談集を読んだ。『それでも〜』は栄光学園の高校生に著者が行なった講義をまとめたもので、昨年読んでずいぶんいろいろなことがよ…

『あふりかのたいこ』

アフリカと聞くと思い出すのが絵本『あふりかのたいこ』。太鼓の上手なアフリカのタンボという少年と太鼓名人のトンガじいさんが、けものをとる西洋人からけものを守り、命の大切さをうたう物語。子どもたちに読んで聞かせながらすっかり気に入ってしまった…

『風をつかまえた少年』

昨年11月に新聞の書評に出た一冊の本、アフリカのマラウイの少年が町の図書室でみた本をたよりに、風車を作り上げる話。気になって買ったものの読む機会を逸して部屋に埋もれていました。今年になり、ドーソンの音楽にどっぷりつかり、「海賊」の本を読みア…

ロビンソン著『ストコフスキー』

ストコフスキーの来日公演を調べようと借りたもう一冊の本。残念ながら探していた記述はありませんでしたが、返す前に一通り目を通したところ、ヘンリー・カウエルとドーソンには言及がありました。 ストコフスキーはその新音楽への関心から、全米交響楽団と…

草刈津三『私のオーケストラ史』

ストコフスキーの来日公演を調べるのに図書館から借りた『私のオーケストラ史』でしたが、内容が興味深いので全部読んでしまいました。巻末にある著者の草刈津三さんのプロフィルも載せておきます。天津うまれなので津は「しん」と読むそうです。戦後の日本…

竹田いさみ『世界史をつくった海賊』

先日本屋でみかけた海賊の本、この著者はしばらく前から注目していたので思わず買って読んだところ、期待に違わずかなり面白い内容でした。とくに第5章は今やっている音楽の背景に通じるものがあります。ヨーロッパ各国の関係の変遷が手にとるようによくわか…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次一覧

いよいよ今週土曜日は練習再開です。アメリカ音楽についてもすこし復習したく、目次一覧を再掲載します。 「アメリカ音楽」の誕生 : 社会・文化の変容の中で / 奥田恵二 河出書房新社, 2005 305p ; 22 cm 目次: 第1章 アメリカ先住民たちの音楽 第2章 植民時…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次(5)

いよいよ唯是震一の師事したヘンリー・カウェル(Henry Cowell, 1897-1965)が第12章に登場です。 第11章 ポピュラー音楽の流れ-その後……249 カントリー音楽 カントリー音楽の推移 ジャズの発展 リズム・エンド・ブルーズとロックンロール ヒット・チャート …

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次(4)

第10章 チャールズ・アイヴズ/アーロン・コープランド……223 風変わりな作曲家チャールズ・アイヴズ イェール大学で伝統的な音楽技法を学ぶ 日曜作曲家アイヴズ 引用が好きだったアイヴズ 意識の流れとしての引用 空間的な音楽 金字塔『ピアノ・ソナタ第二番…

斉藤洋『ルドルフとイッパイアッテナ』

斉藤洋著『ルドルフとイッパイアッテナ』という児童書が、教養小説として最高!というつぶやきを読んで、おもわず手にとってしまいました。昔ドイツ文学を専攻していた身には、主人公の成長過程を描いた教養小説としてはゲーテの『ヴィルヘルム・マイスター…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次(3)

1892年、ニューヨークのナショナル音楽院にドヴォルジャークが校長として招かれてやってきました。彼は足掛け3年にわたり学生を指導し、交響曲『新世界より』や弦楽四重奏曲『アメリカ』を作曲しました。そして弟子たちには、アメリカの黒人音楽に注目するよ…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次(2)

先住民の音楽の上にヨーロッパから様々な人々が様々な音楽を持ち込んだアメリカ。更にアフリカから黒人の音楽がもたらされ、強烈な坩堝を経てゴスペル音楽、ブルース、ラグタイム、そしてジャズに結実していきました。写真は「フィドルとバンジョーに興じる…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』目次(1)

1月に入手して読んだ『「アメリカ音楽」の誕生』の目次詳細その1です。写真は「アメリカ先住民の月食の踊り」から(p18)。 「アメリカ音楽」の誕生 : 社会・文化の変容の中で / 奥田恵二 河出書房新社, 2005 305p ; 22 cm 目次: 第1章 アメリカ先住民たち…

『20世紀を語る音楽』

今朝の日本経済新聞書評欄に、アレックス・ロス著『20世紀を語る音楽』(みすず書房)というのが載っていました。2冊で7,800円もするのですが、欲しいなあと思っています。

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』

アメリカ音楽についての概説書がないかとつぶやいていたら、下記の本を紹介されました。銀座のヤマハでみつけたので早速買って来ました。ドーソンについては残念ながら載っていませんでしたが、ドヴォルジャークにはいろいろ触れていました。すこしずつ読み…

『ヴァイオリニスト 空に飛びたくて』

先週のニッポニカの集まりで、森悠子著『ヴァイオリニスト 空に飛びたくて』(春秋社、2010)が話題になりました。紀伊国屋書店のデータはこちら。なんだか面白そうなのでどこかで入手したいと思っています。春秋社といえば、『アンナ・マグダレーナ・バッハ…

滝村小太郎訳『音楽問答』

林望先生の『かくもみごとな日本人』を読んでいたら、瀧村小太郎(たきむら・こたろう、1839-1912)という人がでていました。幕臣で徳川家達に仕え、明治中葉には嫡子家正の教育係を務めたそうです。外国語に通じる一方、一弦琴を自作し、横笛やフルートも吹…

林光・入野義朗・池野成のCD

ニッポニカ第14回演奏会のライヴ録音CDのデータです。オクタヴィア・レコードからEXTONレーベルで発売されています。 ◆書誌データ Symphony in G / Hikaru Hayashi . Sinfonietta for small-orchestra / Yoshiro Irino . Danses concertantes / Sei Ikeno Oc…

日本近代音楽館編『遠山音楽図書館の二十年』

日本近代音楽館の前身、遠山音楽図書館の歩みをまとめた本です。芥川先生も文を寄せてらっしゃいます。 ◆書誌データ 遠山音楽図書館の二十年:1966-1986 / 日本近代音楽館編 日本近代音楽館, 1988.03 111p ; 21cm 内容: はじめに / 遠山一行…………1 遠山音楽図…

マーラー『交響曲第3番』(演奏会プログラム)

第3番の交響曲はアルト独唱、女性合唱と児童合唱を伴い、6楽章からなり演奏時間は90分にもなる大曲でした。写真は1902年の初演のプログラム。 ◆書誌データ 新交響楽団第105回演奏会 新交響楽団, 1984.9.26 [12]p ; 26cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場…

『9月のバラ』

911のことを書いたら、絵本の『9月のバラ』を思い出しました。 9月のバラ / ジャネット・ウィンター文・絵 ; 福本友美子訳 日本図書センター, 2005 1冊 ; 18cm (世界子ども平和図書館 ; 3) 参考:WebcatPlusのデータ 南アフリカから9月11日にニューヨー…