山田一雄没後1年目に開催された展覧会(1992年9月1日〜27日、旧東京音楽学校奏楽堂展示室)の際に作成された年譜です。
山田一雄年譜:奏楽堂秋の特別展「山田一雄展」日本の作曲家シリーズ2 / 日本近代音楽館編
日本近代音楽財団日本近代音楽館, 1992.9
16p ; 30cm
内容:
年譜 … 1
付録1: ディスコグラフィー … 9
付録2: 山田一雄・日本人作品演奏曲目(抄) … 13
NDL-OPAC:http://opac.ndl.go.jp/recordid/000007632959/jpn
NII-Webcat:http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/10941737.html
「年譜」の内容は作曲した作品と、指揮やピアノなどの演奏の記録が主体で、1991年8月13日に亡くなられる直前まで旺盛な演奏活動を続けてらしたことがよくわかります。最後の演奏会は上野の東京文化会館で1991年7月21日に行われた新交響楽団第132回演奏会で、フランク『交響曲第2番』、ラヴェル『道化師の朝の歌』、ビゼー『アルルの女 第1・第2組曲』を指揮されました。練習そして本番の様子が昨日の事のように思い出されます。
「ディスコグラフィー」には、【山田一雄作品】が10作品21種類(フォノシート、LP、CD)、【山田一雄指揮】が作曲者別に250種類くらい掲載されています。
「山田一雄・日本人作品演奏曲目(抄)」には、実に164人の作曲家の400曲近い作品が挙げられています。(交響作品ばかりではなく、歌曲や合唱曲もたくさんあります)。没後一年でこれだけのデータをまとめられた日本近代音楽館の仕事に改めて敬意を表したいと思います。