ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本近代音楽館所蔵「文庫・コレクション」一覧【あ行】

日本近代音楽館がとうとう本日で閉館となりました。敬意を表し同館に所蔵されている文庫・コレクション一覧を、館報41号からすこしずつ掲載します。本日は「あ行」の音楽家です。 日本近代音楽館 文庫・コレクション一覧<あ行>2010年2月現在 青木正 資料 …

第17回演奏会評『週刊オン・ステージ』

17回演奏会の批評が『週刊オン・ステージ新聞』第1832号(2010年4月2日)に掲載されました。評者は伊藤制子さん(東邦音大・フランス音楽研究)です。1面トップに大きく写真入で取り上げられています。

JASRAC届出

演奏会が終了すると、JASRAC(日本音楽著作権協会)に演奏明細書を提出します。ニッポニカが演奏するのは著作権が切れていない作品が多いので、ほとんどの演奏会後に書類を送る作業をしています。昨日も明細書に17回本番の曲目・作曲者・作詞者などと演奏時…

楽譜返却

『ヒロシマのオルフェ』のスコアとヴォーカルスコアの整理がやっとついたので、本日全音に返送しました。大きなダンボール2箱になりました。オーケストラのパート譜は別途返送の手配をしました。ノートを見たら最初に受け取ったのが昨年の4月2日のことでし…

日本近代音楽館略年表

日本近代音楽館の館報「終刊号(通号41号)」から、年表の概要を抜粋してみました。 年表・日本近代音楽館(抜粋) 1962年 財団法人遠山音楽財団設立。 1966年 遠山音楽財団附属図書室開室。 1967年 「山田耕筰文庫」設置。 1972年 「橋本國彦資料」設置。 1…

『日本近代音楽館館報』

日本近代音楽館より、館報終刊号が送られてきました。ニッポニカは2002年の創立以来ひとかたならぬお世話になってきただけに、感慨無量です。ニッポニカも協力した「日本の管弦楽作品演奏用楽譜所在調査」の完成報告も載っていました。また付録として『館報…

『映画生誕100年記念 : 新交響楽団第148回演奏会』(演奏会プログラム)

『ギーズ公の暗殺』の映画音楽は、よく考えてみれば更に5年前に演奏(日本初演)していました。それは1895年にパリで初めてリュミエール兄弟の手で映画が上映されてから100年を記念したコンサートでした。このとき深井史郎の作品を初めて演奏し、芥川也寸志…

「映画のための音楽 : サン・サーンス、サティ、コープランド、タケミツ」

昨日「100年前の天然色写真」に関するワークショップに顔を出したところ、カラー写真(オートクローム)を発明したリュミエール兄弟の話になりました。兄弟は映画の発明者として有名で、ふと以前に演奏したフランス初期の映画作品『ギーズ公の暗殺』の音楽を…

ブログヘッダーを改訂しました

ヘッダーに18回演奏会情報を掲載しました。17回の後片付けがまだ続いていますが、18回演奏会に向けての準備も着々と進んでいます。すこしずつ詳細をお知らせしていく予定ですのでどうぞご期待ください。

『芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その3 : オーケストラ・ニッポニカ第17回演奏会』(参考文献:演奏会プログラム)

没後20周年に開催された連続演奏会最終回のプログラム。曲目解説、年譜・作品目録などのほか、未公開書簡・写真も含む盛りだくさんの内容。次回8月8日の会場でも販売する予定です。 ◆書誌データ 芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その3 : オーケストラ・ニ…

『双子の星』(録音資料:CD)

ニッポニカ第16回演奏会のライヴ録音CDがオクタヴィア・レコードから出ました。3月25日発売、定価2,500円です。 ◆書誌データ 子供のための交響曲『双子の星』他 / 芥川也寸志[作曲] = Symphony for children "The Twin Stars" etc. / Yasushi Akutagawa Octa…

字幕その後

字幕をお願いしたG・マークから、使用したスコアが返却されてきました。『月』のほうは各曲のタイトルだけ字幕に出したので、13箇所だけでした。一方『ヒロシマのオルフェ』は全ての台詞を字幕に出したので、全部で272箇所になりました。更に台詞と台詞の間…

楽譜の整理

今日は『ヒロシマのオルフェ』のヴォーカルスコアを整理しました。この譜面は全音楽譜出版社からの貸し譜で、演奏会終了後2週間以内に返却することになっています。指揮者用のフルスコアは1冊ですが、ソリストと合唱が使ったヴォーカルスコア(オーケストラ…

第18回演奏会のお知らせ

ニッポニカ第18回演奏会は下記のとおり開催予定です。 オーケストラ・ニッポニカ第18回演奏会 「日本近代音楽館」へのオマージュ 曲目: ♪深井史郎:大陸の歌(1941/43) ♪伊福部昭:管絃樂の為の音詩「寒帯林」(1945) ♪深井史郎:「平和への祈り」− 四人…

『ヒロシマのオルフェ』ブログ更新

本番の後に更新になっていました。 ■“意味があるんだ” [作品] http://nipponica17th-orphee.blog.so-net.ne.jp/2010-03-15

17回演奏会本番が無事終わりました

おかげさまで14日の演奏会を終える事が出来ました。ご来場いただいたみなさまありがとうございました。普段なら翌日にはいつもの生活のリズムに戻るのですが、今回ばかりはいまだに『月』や『オルフェ』の旋律が頭の中を駆け巡り、オペラの台詞をいつの間に…

『ヒロシマのオルフェ』ブログが更新されました。

■『ヒロシマのオルフェ』とブラームスの交響曲第1番 [作品] http://nipponica17th-orphee.blog.so-net.ne.jp/2010-03-13

いよいよ本番です

本日は開演は16時ですが、出演者は舞台設営などのため9時から順次楽屋入りします。ホールの開場は15時15分の予定にしておりますが、受付の混雑が予想されますので、どうぞお早めにご来場くださいませ。ティアラこうとうの地図はこちらです。 本番では字幕を…

ムチ・つづき

『月』の中にもムチがでてきました。第2曲の終わる直前、バチッとひとたたき響きます。お聴きのがしのないよう……

2010-03-13の練習日記

『ヒロシマのオルフェ』第一場の女声合唱をみっちりやりました。 女たち ポリ公が来たら私たちはいうのよ 通行人 なんていうんだ? 女たち 主人を待ってますの 恋人が遅れてくるんです 女子大の友達にばったり会ったの 子供とはぐれたのよ 夜更けの街を俳句…

2010-03-13の予定

いよいよ本日はGP(Generalprobe:最後の総練習)です。 場所:Elementary School(要譜面台、スリッパ) 時間割:16:45 打楽器搬入開始 17:30-19:15 ヒロシマのオルフェ(ソリスト、合唱合わせ) 19:15-19:30 休憩 19:30-20:30 月 21:00 完全退出

ムチ!

『ヒロシマのオルフェ』には「ムチ」が使われています。「ムチ」といっても実際には写真のとおり、2枚の板を鳴らすものです。『打楽器事典』の記載は次のとおりです。 ムチ むちの音を模倣するための楽器。馬車に使う皮製の長いむちを空中で振れば、それ自体…

『ヒロシマのオルフェ』のブログが連日更新されました

■20世紀のオペラとしての『ヒロシマのオルフェ』(その3)[登場人物] http://nipponica17th-orphee.blog.so-net.ne.jp/2010-03-11 ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』との共通項にせまります。

大江健三郎

岩波書店のPR誌『図書』に大江さんが「親密な手紙」というコラムをこの1月から書いてらっしゃいます。3月号を先日教文館で入手し早速ページを開いたところ、「エリオット」の文字が飛び込んできました。 ……私は二十歳で深瀬基寛氏の『エリオット』と『オーデ…