2018-01-01から1年間の記事一覧
スキトオリメ‐Violaオペラ『ニホンザル・スキトオリメ』のリハーサルが続いています。台本を何度も繰り返し読んでみると、当初は「核爆発」とか御真影を想起させる「肖像画」などに気をとられていたのですが、だんだんこれは「死と再生」の物語なのだな、と…
日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズ VII 松平頼則再考 遺された資料にみる創作の軌跡2018年12月15日(土)14:00開演(開場13:30) 明治学院大学白金キャンパス アートホール松平頼則 日本民謡のスタイルによる子供のためのやさしいピアノ曲(1969…
2010年元旦から始めた「ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ」は、ずっとHatenaダイアリーを利用してきました。この度Hatenaダイアリーのサービスが終了することになり、本日Hatena Blogに記事を全てインストールしました。全部で1500件余りの記事を移しましたが…
昨日行われた東京交響楽団の演奏会では、日本人作品4曲が演奏されました。そのうち深井、早坂、伊福部の3作品では、東京音大ニッポニカ・アーカイヴの楽譜が使用されました。 東京交響楽団 第68回川崎定期演奏会 2018年10月07日(日)14:00 開演 ミューザ川…
オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』の歌手リハーサルが続いています。オトモザル役にご出演いただく原田圭さんが、ご自身のブログでこのオペラについて書いてくださいました。 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」に寄せて 〔声楽家・原田圭の♪Kei's Blog♪ …
ニッポニカ第34回演奏会の特設サイトが開設されました。作曲家・間宮芳生(まみや・みちお、1929−)の90歳記念企画です。オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」特設サイトhttp://nipponica.jp/wp_34th/内容は次の通り。 ■この公演について この公演について 公…
ニッポニカ第34回のチケットが今月から発売されています。詳細は下記の通りです。 オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会:間宮芳生90歳記念 2019年1月27日(日)16:00開演 すみだトリフォニ―ホール 大ホール 指揮:野平一郎 ♪間宮芳生:委嘱新作(2018) ♪…
昨年第1回が行われた藝大のコンサートの第2回を聴きました。ニッポニカで先日戦後の芸大の音楽をやったばかりでしたが、戦中の音楽が放つ強烈なメッセージに圧倒されました。戦中はドイツ音楽一辺倒かと思いきや、第1曲目からフランスの香りが漂い、また当…
作曲家そして指揮者、近衛秀麿(1898-1973)の生誕120年記念シンポジウムを聴きました。近衛の編曲の実際を演奏録音などで体験し、時代の中で近衛が実践してきた音楽を辿ることができました。演奏もすばらしかったです。台風が接近したためコンサートが半分…
第33回演奏会のプログラム冊子の内容です。 アカデミズムの系譜 : オーケストラ・ニッポニカ第33回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2018.7.1 15p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2018年7月1日(日)・紀尾井ホール(東京) ; 主催: 芥川也寸志…
■楽器編成 piccolo, 3 flutes (3rd:pic持替), 2 oboes, cor-anglais, 2 clarinets, bass-clarinet, 2 bassoons, contra-bassoon, 4 horns, 3 trumpets, 3 trombones, tuba, timpani, bass drum, cymbal, triangle, tam-tam, 弦楽5部 ■初演 放送初演: 1951年…
池内友次郎『交響的二楽章』はNHK委嘱作品で、1951年11月4日に放送初演されています。その後の演奏歴は不明ですが、2007年に東京藝術大学で再演された記録があります。当日配布のプログラム冊子の概要は次の通りです。 創造の杜'07 藝大現代音楽の夕べ The m…
CD「池内友次郎の音楽とその流派」(NKCD6570/2)のライナーノーツに、池内友次郎と門馬直美の対談が載っています。その中から池内が島岡について語っている部分を抜粋しました。(1969年の対談) 池内:島岡譲という人がいます。矢代君などよりも先輩ですが…
1969年に録音され当時LPレコードで出た「池内友次郎の音楽とその流派」が、2001年にキングレコードからCDで再発売されました。それを2011年にタワーレコードが再々発売した3枚組CDが手元にあります。池内友次郎と彼に連なる10人の作曲家、小倉朗、貴島清彦、…
矢代秋雄が師・池内友次郎の作品について語った文章が、『オルフェオの死』に載っていました。池内友次郎還暦記念演奏会のプログラムに掲載されたものです。その中から、『交響的二楽章』(1951)の前後の作品のものを抜粋します。 弦楽四重奏曲−プレリュー…
国立音楽大学附属図書館が1994年に出した『池内友次郎書誌. 改訂目録』の後ろに、「わが師を語る」と題したインタビューが載っています。島岡譲、松村禎三、原嘉壽子の三人にそれぞれ取材したもので、その中から島岡の語る池内の部分を抜粋しました。 わが師…
作曲家・矢代秋雄は1976年に急逝しましたが、その2年後に音楽之友社から、矢代の作品をまとめた全集が刊行されています。全12冊で監修は池内友次郎と三善晃、全部で100部作成されたとのことで、市販でなくおそらく関係者に配布されたと推察されます。代表作…