ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

小牧正英『バレエと私の戦後史』

小牧正英『バレエと私の戦後史』 バレエ『ペトルーシュカ』を1950年に日本初演したバレエ・ダンサー、小牧正英の自伝『バレエと私の戦後史』の目次をあげておきます。この本には、小牧が上海で敗戦を迎え、帰国後日本でバレエ公演を重ねた足跡が語られていま…

ニッポニカ第36回演奏会「日本バレエ・舞踊史の1950年」

ニッポニカ第36回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ第36回演奏会 日本バレエ・舞踊史における1950年 2020年2月23日(日)14:30開演 紀尾井ホール 伊福部昭=今井重幸 構成・編曲:オーケストラの為の交響的舞踊組曲「プロメテの火」(1950/2009)【組曲版世界…

深井史郎『パロディ的な四楽章』を聴く

クラシックの迷宮2019年9月28日片山杜秀さんのNHKFM「クラシックの迷宮」で、深井史郎の『パロディ的な四楽章』(1936)がとりあげられました。もともと『五つのパロディ』として1933年に作曲されたものの改作ですが、放送ではこの改作について、1936年に来…

芥川作曲賞の選考演奏会

第29回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会プログラムサントリーホールへ芥川作曲賞(今年から芥川也寸志サントリー作曲賞)の選考演奏会を聴きに行きました。87曲の候補作から選ばれた3曲とのことですが、どの曲もなかなか力作で楽しめました。また管弦楽…

すみだ音楽祭2019:すみだ少年少女合唱団&Chor June

すみだ音楽祭2019 すみだ少年少女合唱団&Chor Juneすみだ少年少女合唱団&Chor Juneのステージに、今年もニッポニカが伴奏で出演します。 ■すみだ音楽祭2019 ~向こう三軒両どなり、あなたの隣の音楽家~ すみだ少年少女合唱団&Chor June https://www.trip…

タンスマン作曲ピアノ作品一覧

タンスマン協会サイトに掲載されている、音楽学者Gérald Hugon氏編纂の詳細な作品目録の「ピアノ作品」から作成。オリジナルの一覧はタイトルABC順なので、作曲年順に並べ替え、タイトル日本語訳を追加した。備考欄の★印は管弦楽版がある作品。オリジナルに…

タンスマン『古い様式の組曲』

第35回演奏会では松平頼則『ピアノと管弦楽のための主題と変奏』のソロを弾かれた秋山友貴さんが、アンコールにタンスマンの『古い様式の組曲』から第2曲『サラバンド』を演奏されました。典雅な響きに会場の全員が耳を傾けたものです。 タンスマン協会のサ…

タンスマンの世界演奏旅行

Tansman 「Le Tour du monde en miniature (1933)」1933年に来日したタンスマンは、世界をめぐる演奏旅行の途中でした。全体の旅程を知りたいと思いましたが、資料が見つかりませんでした。ところが今日タンスマン協会サイトの作品目録を眺めていたところ、…

ニッポニカ第35回演奏会プログラム

ニッポニカ第35回演奏会プログラム 第35回演奏会のプログラム冊子の内容です。 タンスマンへの感謝と抉別 : オーケストラ・ニッポニカ第35回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2019.7.21 15p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2019年7月21日(…

タンスマンが観た歌舞伎

1933年に来日したタンスマンは、歌舞伎座で観劇をしています。この時期の歌舞伎座の演目は下記の通りです。 歌舞伎座 昭和8年(1933)3月1日~25日 尾上菊五郎・中村吉右衛門両座合同大歌舞伎 午後4時開演 初日、2日目午後3時開演 一番目『時今也桔梗旗揚』…

現代世界音楽家叢書

タンスマンが来日した1933年に、『現代世界音楽家叢書』が刊行されています。 第4巻がタンスマンで、全体は下記のとおりです。各巻は50ページほどの小冊子ですが、イタリア(レスピーギ、カッセラ、マリピエロ)、オーストリア(シェーンベルク)、ロシア(…

タンスマン歓迎レセプション

1933年アレクサンドル・タンスマンの来日中、3月22日午後6時から新興作曲家連盟主催の歓迎レセプションが開かれました。新興作曲家連盟とは、作曲家箕作秋吉と小松平五郎の呼び掛けに応じて1930年に結成された作曲家グループで、現在の日本現代音楽協会の前…

タンスマン来日公演の内容

作曲家・ピアニストのアレクサンドル・タンスマン(1897-1986)は1933年3月に来日した際、3回の演奏会などで自作をピアノで演奏しています。そのプログラムは下記のとおりです。 ■アレキサンダア・タンスマン演奏会 [1] 1933年3月19日(日)午後7時 仁壽講…

タンスマン来日時のスケジュール

作曲家アレクサンドル・タンスマン(1897-1986)は1933年3月来日し、約2週間滞在しました。その時のスケジュールを調べてみました。(演奏会の詳細は別途掲載) 3月17日午前7時 プレジデント・タフト号で横浜港着、10時 東京駅着、帝国ホテルへ 3月17日午後3…

オーケストラ・ニッポニカ第35回演奏会:タンスマンへの感謝と抉別

ニッポニカ第35回演奏会ニッポニカ第35回演奏会のご案内です。 オーケストラ・ニッポニカ第35回演奏会《タンスマンへの感謝と抉別》 2019年7月21日(日)14:30開演 紀尾井ホール タンスマン:フレスコバルディの主題による変奏曲(1937)(管弦楽版日本初演…

図書館員のための音楽知識

国立国会図書館の「図書館員向け遠隔研修」として、「図書館員のための音楽知識」が今月Youtubeで公開されました。基本的な音楽史や楽曲、楽器などの基礎知識を学ぶもので、「平成30年9月14日に行われた、甲田潤氏(東京音楽大学付属民族音楽研究所専任研究…

ニッポニカ第34回演奏会プログラム

第34回演奏会プログラム第34回演奏会のプログラム冊子の内容です。 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」 : 間宮芳生90歳記念 : オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2019.1.27 33p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会…

『スキトオリメ』の字幕

スキトオリメ台本オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』の字幕準備が終わりました。字幕は2010年の芥川也寸志『ヒロシマのオルフェ』(大江健三郎台本)以来2回目。本番当日私はビオラを弾いているので字幕は見られないのですが、おかげで歌詞がすっかり頭に…

『ニホンザル・スキトオリメ』あれこれ

スキトオリメ‐Violaオペラ『ニホンザル・スキトオリメ』のリハーサルが続いています。台本を何度も繰り返し読んでみると、当初は「核爆発」とか御真影を想起させる「肖像画」などに気をとられていたのですが、だんだんこれは「死と再生」の物語なのだな、と…

松平頼則再考:遺された資料にみる創作の軌跡

日本近代音楽館レクチャーコンサートシリーズ VII 松平頼則再考 遺された資料にみる創作の軌跡2018年12月15日(土)14:00開演(開場13:30) 明治学院大学白金キャンパス アートホール松平頼則 日本民謡のスタイルによる子供のためのやさしいピアノ曲(1969…

ブログをHatenaBlogに変更

2010年元旦から始めた「ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ」は、ずっとHatenaダイアリーを利用してきました。この度Hatenaダイアリーのサービスが終了することになり、本日Hatena Blogに記事を全てインストールしました。全部で1500件余りの記事を移しましたが…

東京交響楽団演奏会でニッポニカ楽譜が使用

昨日行われた東京交響楽団の演奏会では、日本人作品4曲が演奏されました。そのうち深井、早坂、伊福部の3作品では、東京音大ニッポニカ・アーカイヴの楽譜が使用されました。 東京交響楽団 第68回川崎定期演奏会 2018年10月07日(日)14:00 開演 ミューザ川…

スキトオリメ出演の原田圭さんのブログ

オペラ『ニホンザル・スキトオリメ』の歌手リハーサルが続いています。オトモザル役にご出演いただく原田圭さんが、ご自身のブログでこのオペラについて書いてくださいました。 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」に寄せて 〔声楽家・原田圭の♪Kei's Blog♪ …

第34回演奏会特設サイト

ニッポニカ第34回演奏会の特設サイトが開設されました。作曲家・間宮芳生(まみや・みちお、1929−)の90歳記念企画です。オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」特設サイトhttp://nipponica.jp/wp_34th/内容は次の通り。 ■この公演について この公演について 公…

オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会:間宮芳生90歳記念

ニッポニカ第34回のチケットが今月から発売されています。詳細は下記の通りです。 オーケストラ・ニッポニカ第34回演奏会:間宮芳生90歳記念 2019年1月27日(日)16:00開演 すみだトリフォニ―ホール 大ホール 指揮:野平一郎 ♪間宮芳生:委嘱新作(2018) ♪…

「戦没学生のメッセージ」コンサート

昨年第1回が行われた藝大のコンサートの第2回を聴きました。ニッポニカで先日戦後の芸大の音楽をやったばかりでしたが、戦中の音楽が放つ強烈なメッセージに圧倒されました。戦中はドイツ音楽一辺倒かと思いきや、第1曲目からフランスの香りが漂い、また当…