ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊オン★ステージ新聞に28回演奏会評が載りました

『週刊オン★ステージ新聞』2016年2月26日の音楽評に、先日の第28回演奏会評が載りました。「知られざる菅原明朗作品に取り組んだ 阿部加奈子指揮オーケストラ・ニッポニカ」という題で、詳細に書いてくださっています。伊藤制子さんの署名記事です。プログラ…

池野「ラプソディア」石井「アフロ」今井「ゴジラ」CD評

オクタヴィア・レコードより発売されたニッポニカのCD評が、『レコード芸術』2016年3月号p151に載りました。「新譜月評:現代曲」の欄で、評者は音楽評論家の佐野光司さんと長木誠司さん。録音評は山之内正さん。ありがたいことです。CDのデータを再掲してお…

ニッポニカ第28回演奏会プログラム

第28回演奏会のプログラム冊子の内容です。 菅原明朗 イタリアへの思慕:オーケストラ・ニッポニカ第28回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2016.02.14 15p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2016年2月14日(日)・紀尾井ホール(東京) ; 主催: …

ニッポニカ28回演奏会終わりました

おかげさまで演奏会、たくさんの方に聴いていただき無事終わりました。練習を始めたころはよくわからないことばかりでしたが、楽譜に向き合い、背景を探るうちに、音楽の深さにのめりこんでいく日々でありました。このような体験を積み重ねることができるの…

ピッツェッティ『交響曲イ調』再演のプログラム

ピッツェッティ作品は1940年の初演以来、日本国内では1回しか再演されていません。そのプログラム冊子を日本近代音楽館で閲覧してきました。巻頭のイタリア大使および日伊協会常務理事の言葉によると、この演奏会はイタリアから着任した指揮者レオーネ氏の来…

『日本の洋楽1923-1944』解説書

2002年2月に財団法人ロームミュージックファンデーションから出されたSPレコード復刻CD集には、90ページ近い解説書がついています。そのうちの60ページを占めるのが、音楽評論家片山杜秀さんの詳細な曲目解説です。全体の目次は次の通り。 日本の洋楽1923-19…

高橋アキさんのエントリー

ピアニスト・高橋アキさんが登場した本ブログの主なエントリーをまとめてみました。 高橋アキの語る演奏会企画http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20160210/1455111907 高橋アキと作曲家たちhttp://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20160201/1454311416 高…

高橋アキの語る演奏会企画

高橋アキさんの『パルランド:私のピアノ人生』には、演奏会企画についての一文がありました。現代音楽の演奏家として何十年も種々の演奏会に関わってこられただけに、ずっしりと胸に響きます。 仕事の周辺 6 プロジェクト 良い演奏家はたくさんいるし、良い…

忘れ得ぬ2月9日

今年も2月9日がめぐってきました。先日の両陛下フィリピン訪問が大きく報じられましたが、ニッポニカにとって3年前のこの日には、マニラで忘れ得ぬ演奏会がありました。 1945年2月9日、マニラでは日本軍による最も激しい戦闘で多くの人々が犠牲となる。 2012…

菅原明朗の語るガエタノ・コメリ

ピッツェッティ『交響曲イ調』の初演を指揮したのは、イタリア人指揮者ガエタノ・コメリ(Gaetano Comelli, 1894-1977)でした。ミラノ出身のコメリは1927年に来日し、宮内省楽部の教師となりました。宮内省楽部の伶人(れいじん=雅楽の演奏家)は、諸外国…

秋山邦晴『昭和の作曲家たち』

音楽評論家秋山邦晴(1929-1996)が雑誌『音楽芸術』(音楽之友社)に1974年1月から1978年12月まで49回にわたって連載した「日本の作曲界の半世紀」を、没後に林淑姫氏の編集で単行本にまとめたもの。 昭和の作曲家たち:太平洋戦争と音楽 / 秋山邦晴 ; 林淑…

練習風景

第28回演奏会の練習風景の動画です。『イタリア』と『交響曲』の冒頭です。https://youtu.be/ym6zbRdMTtg*本番の演奏順が変更になりました。 プログラム: ♪ 菅原明朗: 交響的幻影「イタリア」(1968) ♪ 菅原明朗: ピアノ協奏曲(1971) 初演 ♪ I.ピッ…

リムスキー・コルサコフ著、菅原明朗訳『和声法要義』

菅原明朗が翻訳し註をつけたこの『和声法要義』は、123ページからなる本文Aと、331ページからなる註Bの2冊で構成されています。リムスキー・コルサコフ(1844-1908)による原本の生成過程は、菅原の序文によると次の通りです。 1871年 リムスキー・コルサコ…

高橋アキと作曲家たち

高橋アキ『パルランド:私のピアノ人生』には多くの作曲家との交流が記されています。目次に出ている名前の外にも、本文中にある作曲家をいくつかピックアップしました。 「Part2 (2) ドロップ・サウンドの快感」より …芸高のソルフェージュの授業に宅孝二先…