ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『レ・ミゼラブル』

話題の映画『レ・ミゼラブル』を観てきた。ビクトル・ユゴー(1802-1885)の原作をもとにしたミュージカルをイギリスで映画化した、というもの。3時間半の大作だったが最後までじっくり鑑賞、すばらしかった。帰ってから関係する情報をみていたら、「古典を…

『フィリピンの芸術論集』

マニラ公演を終えて、CCPプレジデントのDr.スニコ氏より、ニッポニカ宛てに『フィリピンの芸術論集』と題する1冊の書物をいただきました。それはCCP発行の厚さ4センチ、重さ2キロくらいある大部の書物で、フィリピンの建築、演劇、音楽、文学、映画、舞踊、…

祈りについて

今回のマニラ公演に際して気づいた「祈り」の数々。市内観光で訪れたリサール公園の英雄ホセ・リサールの記念碑。スペイン統治時代の石造りの壮麗な教会。スペイン人邸宅カーサ・マニラに設えられていた小さな祭壇。室内楽演奏会で奏された久保禎『哀歌』。…

「伊福部昭 室内楽作品を集めて」を聴きました

伊福部先生の歌曲を中心とした演奏会、最後の3曲だけでしたが聴くことができました。 伊福部昭 室内楽作品を集めて http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20130204/1359946183 先生86歳の作品である『蒼鷺』、32歳の時の『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』…

石井眞木先生の指揮棒

マニラに、眞木先生の指揮棒を持参しました。北京にも持っていきました。そもそもは先生が練習の時にお忘れになったもので、ずっと前から家にいるおじさんがお届けにうかがうはずがうかがいそびれてしまったものです。先生が亡くなられてからご長男の敬さん…

久保禎作曲「弦楽四重奏曲『哀歌』」

マニラの室内楽演奏会で演奏された委嘱作品。チェロが薩摩琵琶を模したようなところがありました。一度しか聴けなかったのですが、"dona nobis pacem"という言葉が頭をめぐっていました。作曲家から寄せられプログラムに掲載した解説を載せます。写真は室内…

マエストロ下野竜也

マニラ公演を指揮してくださった下野竜也先生はすばらしかったです。フィリピンの曲はもちろん日本の曲もすべて初めて指揮されたのですが、それぞれの曲について作曲者の意図を読み取り、それを演奏者に伝え、本番で最高の演奏ができるように導いてください…

竜笛の西川浩平さんと鼻笛

石井眞木『祇王』の横笛ソロを吹いてくださった西川浩平さんに、マニラは初めてですかとうかがったところ、「40年前にジュニアフィルのフルートとしてきたことがあります。今回と同じCCPで演奏しました」とのお話にびっくり。CCPの建物はそんな前からあった…

『古楽同源・新楽共創 日本・フィリピン友好合作現代音楽祭』(演奏会プログラム)

マニラ公演のプログラムです。表紙は音楽祭のシンボルマークで、五線の上に両国国旗を八分音符にデザインしたもの。CCPとニッポニカのスタッフが協力して編集し、A4判で全40ページに英語と日本語を併記してあります。下記は日本語部分。 古楽同源・新楽共創 …

オーケストラコンサート

マニラ公演オーケストラコンサートは2月9日夜8時から両国国歌で幕を開けました。日本とフィリピンの曲を五曲、そしてアンコールはフィリピンで愛唱されている『ダヒルサヨ』。沢山の聴衆のみなさんが立ち上がって盛んに拍手してくださいました。終演は10時…

室内楽コンサート

室内楽コンサートはまず両国国歌で始まりました。そしてピアノソロで両国の曲を二曲ずつ。それぞれの作品の特徴がきわだった熱演でした。 作曲家四人へのインタビューの後、休憩をはさんで木管四重奏二曲。アントゥル=タン、弦楽四重奏二曲。どれもよく練ら…

2013-02-08の練習日記

レネラ作品、作曲者がいらしての練習でした。楽章ごとにフィリピンの島の名前がついていますが、午前中に市内観光をしたおかげで多少なりとも雰囲気がわかってきた気がします。 写真は午前に見た、スペインの庭の夜ならぬ、フィリピンの庭の昼。今夜はこれか…

2013-02-07の練習日記

マニラにみな無事に到着しました。写真は厳重に梱包して預けたチェロを受け取って笑顔のチェリスト。 早速CCPのリハーサル室で練習開始。祇王のソプラノにはフィリピンのソリストが加わり、充実した練習となりました。マエストロの指示は英語で飛んできて、…

いよいよマニラへ

さていよいよ明朝マニラへ出発となりました。雪空にもめげず先発隊は今朝成田を発ち、午後には無事にマニラに到着した模様。写真は先発隊専属リポーターからの航空写真。飛行機を降りた後の写真では、みなさん半そで姿でリラックスの様子でした。 これから荷…

Manuel P. Maramba

マニラ室内楽演奏会のプログラムの最後は、委嘱作品であるManuel P. Maramba『弦楽四重奏』です。作曲家のプロフィルには、“Fr. Manuel Maramba, OSB”とありました。“Fr.”は3人目の「フランシスコ」かと思ったら、これは“Father”の略で、神父様のこと。最後…

伊福部昭 室内楽作品を集めて

伊福部昭先生が所長を務めていらした東京音楽大学民族音楽研究所の公開講座で、先生の作品のコンサートが開かれます。(2月16日(土)午後2時より) 伊福部昭 室内楽作品を集めて第I部 ピアノ組曲[日本組曲] 1933 サハリン島先住民の三つの揺籃歌 1949 シレ…

外務省のフィリピン情報

マニラ演奏旅行の参加者に配られた「旅のしおり」には、出発から帰国までの様々なガイドが書かれています。出入国手続き、交通機関、ホテル、演奏会スケジュールなどなど役立つ情報が満載。忘れないようにしなくちゃ。その中の「フィリピン基本情報」は実用…