ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ナディア・ブーランジェとの対話』

何年か前に図書館で借りて読み、どうしても入手したくて探していた本を古書店サイトでやっとみつけ、広島の本屋から今日やっと届きました。ブルノー・モンサンジャン著、佐藤祐子訳『ナディア・ブーランジェとの対話』(音楽之友社、1992)です。本の帯には…

ドーソンの動機

写真に出した楽譜を眺めていたら、第1楽章にも似たような形が現れるのを思い出しました(練習番号3の7小節前)。またこの形はフランク(Cesar Franck, 1822-1890)の交響曲の動機にもなんとなく似ている気がします。『最新名曲解説全集第2巻』をとりだして…

2011-01-29の練習日記

弦楽器の分奏はいつもと違う場所。事前に連絡のあった地図にはお蕎麦屋さんの角で曲がるという案内だったのに、お蕎麦屋さんは当の昔に移転したのか普通の民家になっていました。そこで間違えて遅刻する人が続出…… それはともかく、ドヴォルジャークとドーソ…

ドーソンの楽譜のG.Shirmer社

ドーソンの楽譜はアメリカのG.Shirmer社の作ったものです。裏表紙にある同社のマーク(写真)には、ラテン語で"Laborum Dulce Lenimen"と書かれています。どんな意味かと思って探したら、同社のサイトに次のようにありました。 Laborum Dulce Lenimen "Sweet…

2011-01-29の予定

明日は弦楽器と管楽器に分かれての練習です。弦楽器はいつもと違う場所です。なお今回から終了時刻が15分早くなりました。 【弦楽器】場所:S-East(要譜面台) 時間:18:00〜21:15【管楽器】場所:G-Plaza Hall No.2(Flの方譜面台よろしく) 時間:18:00〜…

Qwikiのドーソンのデータ

Qwikiのドーソンのデータをざっと訳してみました。これまでにご紹介した略歴とほぼ同じですが、現在のアメリカでのドーソンの評価が垣間見えます。 ウィリアム・リーヴァイ・ドーソンは、アフリカ系アメリカ人の作曲家で、聖歌隊指導者、教育者でした。ホー…

Qwikiでドーソンを見ると

昨日一般公開されたビデオ検索エンジンのQwikiで、早速ドーソンを検索してみました。略歴がテキストで現れ、関連する画像がでてきます。そしてテキストは読み上げられるのです(英語ですが)。関連する人名ほかへのリンクもついています。芥川也寸志、橋本國…

ドーソンあれこれ

きのうは教文館へ行ったので音楽コーナーを見たら『20世紀を語る音楽』がありました。1巻目をのぞくとドーソンにも言及されていたので、えいやっと1巻だけ買って来ました。追ってブログに載せますが、本は隣のおじさんビオラについ貸してしまいました。 その…

ドーソン『黒人民謡交響曲』のCD解説(ストコフスキー指揮)

ドーソンの交響曲のCDは現在ストコフスキー指揮とネーメ・ヤルヴィ指揮の2種類が入手できるようですが、ストコフスキー指揮のCDの解説には下記のように書かれていました。このCDはスコアに書かれていた録音と同じ音源です。(ドーソンは2枚組の2枚目にはいっ…

ドーソン『黒人民謡交響曲』スコアより

ドーソンのスコアを見たところ、標題紙の裏に下記のとおり書かれていました。拙訳を上に、原文は下に載せます。ドーソンの略歴と併せてご覧下さい。 ウィリアム・ドーソン『黒人民謡交響曲』スコア 巻頭よりこの作品はレオポルド・ストコフスキー指揮フィラデ…

『20世紀を語る音楽』

今朝の日本経済新聞書評欄に、アレックス・ロス著『20世紀を語る音楽』(みすず書房)というのが載っていました。2冊で7,800円もするのですが、欲しいなあと思っています。

ドーソンのタイトル

ドーソンの作品のタイトルはこれまで日本語訳がなかったので、暫定的に『黒人フォーク交響曲』としていました。真ん中の「フォーク」はもちろんナイフとフォークのフォーク(fork)ではなく、フォークソングやフォークダンスのフォーク(folk)で、「民族」ある…

2011-01-22の練習日記

ドヴォルジャークの2楽章はコールアングレが休みだったので、トレーナーの柴山先生がさわりを歌ってくださいました。そのあとでやったドーソンの2楽章は、ドヴォルジャークと同じくコールアングレのソロで始まるのですが(写真)、そこではなんと柴山先生が…

ドヴォルジャークの語る『新世界より』

ドヴォルジャークのスコアの解説から。 ……世界の音楽の頂点に立ち、もっとも成功した交響曲の一つである交響曲『新世界より』の概観は、いくつかの基本的特徴により、興味深いものとなっている。まず第一にあげられるのは、ドヴォルジャークをひきつけたアメ…

2011-01-22の予定

場所:T-West(要譜面台) 時間: 18:15-19:30 ドヴォルジャーク(4楽章→2楽章) 19:45-21:30 ドーソン(3→2→1)★奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』(河出書房新社、2005)を読み終わりました。なるほど納得ということが多々ありましたので、すこしずつご…

ドヴォルジャーク『新世界より』のスコア修正?

ドヴォルジャークのポケットスコアを見ていたら、練習番号の間違いかと思われるところを発見。第4楽章の69小節目に【練習番号3】がついていますが(写真)、クラリネットの旋律は68小節から始まり、音楽の区切りからいうと【練習番号3】は68小節目のほうが…

ドーソンのアーカイブをリンクに追加

先日掲載したエモリー大学にあるW.L.ドーソンのアーカイブを、右下のリンク先に追加しました。内容の詳細は少しずつ見ていきたいと思っています。William Levi Dawson Papers, 1903-1990 MARBL:Manuscript, Archives, & Rare Book Library, Emory University…

うちあわせ

火曜の夜は定例の打ち合わせがありました。練習関係の細かいこととか、新しく入ったメンバーの入団式をやろうとか、唯是作品のパート譜は今週中に届く予定とか、チラシの印刷手配とか、夏以降の計画とか。ドーソンの交響曲のタイトルの「フォーク」の部分も…

奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』

アメリカ音楽についての概説書がないかとつぶやいていたら、下記の本を紹介されました。銀座のヤマハでみつけたので早速買って来ました。ドーソンについては残念ながら載っていませんでしたが、ドヴォルジャークにはいろいろ触れていました。すこしずつ読み…

センター試験

土曜日の練習では、センター試験の試験監督のため欠席したメンバーが2名いました。センター試験受験生の母親1名は出席でした。昔センター試験を受けたというメンバーは数名か?? センター試験もその前の共通一次試験も受けたことの無い人も何人か……

「寒帯林・平和への祈り」CDレビュー

AmazonのCDレビューに第18回演奏会のCDが取り上げられていました。 「寒帯林(1945・滿洲國)」終わりの始まり。此れまで,そして此れから「伊福部昭ファン」におくる。 2010/12/23 http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B0046K0T92/ref=cm_cr_dp_hist_5…

2011-01-15の練習日記

まずドヴォルジャークの3楽章と1楽章を丁寧に復習。先週いなかったコントラバスが加わったので、1楽章冒頭のビオラとバスの下降音形をとりだして練習したりしました。その後はいよいよ日本初演のドーソンの交響曲です。1楽章と2楽章の途中までなんとかいきま…