ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート

芥川也寸志(1925-1989)の映画音楽を始めとしたコンサートです。 芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート 2015年5月31日(日) 14時開演 きゅりあん(品川区立総合区民会館、JR 大井町駅徒歩1分) 大ホール 【曲目】 ◆映画「八甲田山」組曲(1977) 第1回…

ニッポニカ第27回演奏会プログラム

第27回演奏会のプログラム冊子の内容です。4人の作曲家それぞれの1958年当時の写真を掲載することができました。また芥川スペシャルページにも多くの写真が載っています。 1958年の交響作品撰:オーケストラ・ニッポニカ第27回演奏会 オーケストラ・ニッポニ…

第27回演奏会終わりました

1958年の交響作品4曲の演奏会が終わりました。練習が始まったころは芥川作品以外は全くなじみがありませんでしたが、今はどの曲もいとおしく、余韻にひたっております。演奏を積み重ねて初めて見えてくるもの、聴こえてくるものがあることをつくづく感じまし…

日フィル定期矢代秋雄『交響曲』ほか

昨日は日フィルで下野竜也指揮の矢代『交響曲』を聴きました。曲の構成や楽器のかみ合わせなど様々な示唆を得ることができました。本日も同じプログラムで14時開演です。 第670回東京定期演奏会<春季> 〔日本フィルハーモニー交響楽団〕 2015年 5月 15日(…

芥川也寸志『音楽の基礎』改版

芥川也寸志の著作の一つ、岩波新書の『音楽の基礎』の改版がでています。この本は1971年の初版以来62刷を重ねているロングセラーでしたが、今年2015年2月に文字を大きくして読みやすくなった63刷改版が発行されました。手に取ってみると確かに譜例の図版も少…

アルト記号戦士たちによる中提琴の世界(プログラム)

先日のコンサート、すばらしくおもしろかったのでプログラムを載せておきます。阿部真也さんの曲目解説、伴野剛さんの野平先生についてのお話も示唆に富む内容でした。いっしょに聴いたビオラ族と夜の練習会場へ向かいましたが、「いい演奏を聴くと自分も上…

アルト記号戦士たちによる中提琴の世界

明日はこちらのコンサート。お世話になった阿部真也さん、伴野剛さんが出演されます。野平先生の編曲もあり。 Afternoon Consert : アルト記号戦士たちによる中提琴の世界 2015年5月10日(日)14時 会場:ラ リールhttp://www.lalyre.jp/page2.html プログラ…

芥川也寸志とメシアン

芥川也寸志が1956年前後にメシアンについて語った言葉。 メシアン(O.Messiaen 1908〜)という現代フランスの作曲家は、複雑なインドのリズムに暗示を得て、まったく新しい形の音楽を書いています。東洋には古くからあったこういう不規則なリズムが、合理的…

黛敏郎と武満徹とメシアンと

武満徹『ソリチュード・ソノール』は、黛敏郎『涅槃交響曲』(Symphony Nirvana)を聴いて感動をうけ、作曲を思い立ったそうです。黛が梵鐘への愛着を示しているのに対し、武満は次のように言っています。 そうだ、私にとって重要なのは、その梵鐘の響きを超…

舘野泉と伊福部昭『日本組曲』

昨日の日経夕刊コラム「あすへの話題」でピアニスト舘野泉さんが、エストニアの作曲家ウルマス・シサスクについて書いていた。その『エイヴェレの星たち』という曲が、伊福部昭の『七夕』を想わせるというもの。『七夕』は伊福部の『日本組曲』の2楽章で、19…