2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
清水脩『交響曲第3番』を寺岡先生の指揮でみっちりやりました。3管編成なのでコールアングレもバスクラリネットもコントラファゴットもあります。写真はコールアングレ。3楽章にはティンパニのソロがあって、変拍子をピタッと決めて演奏するのを気持ちよく聴…
2002年にヤナーチェクの狂詩曲『タラス・ブーリバ』を演奏した際に、その基となったゴーゴリの小説のあらすじをまとめたことがあります。せっかくですのでここに載せておきます。 ゴーゴリ作「タラス・ブーリバ」(1834) あらすじ 時は17世紀後半、ウクライ…
清水脩『交響曲第3番』3楽章練習番号47からの音型が耳から離れません。木管楽器が細かく動く中でバイオリン→ビオラ→チェロが順番に単純な音型を繰り返していきます(写真はビオラのパート譜)。金管が別のリズムを刻み、スコアを見るとピアノが木管にかぶさ…
『大阪俗謡による幻想曲』の作曲家大栗裕(おおぐり・ひろし、1918-1982)は、今回の演奏会で取り上げる4人のうち一番若いことになります。大阪音楽大学付属図書館には、大栗に関する様々な資料を収集し利用に供している大栗文庫があります。 大阪音楽大学付…
コンサートマスターの浜野考史先生(写真)が来てくださって、弦楽器だけの練習でした。宅→大栗→清水とやりましたが、大栗作品はみっちりやるとなかなか大変。パートごとに分解してゆっくり練習しました。細部を積み重ねてオーケストラの音楽ができあがって…
7月19日(木)函館で下記演奏会があります。 山田英津子ソプラノリサイタル 《山田一雄生誕100年記念演奏会》 プログラム 歌の翼に / メンデルスゾーン 私を泣かせて下さい / ヘンデル アヴェ・マリア / カッチーニ 初恋 / 越谷達之助 宵待草 / 多忠亮 ソナ…
本番を指揮してくださる寺岡清高先生初登場、宅→大澤→清水と練習しました。大澤ではソロ・トランペットの代奏として三浦クンという若者が参加してくれました。難しいソロを涼しい顔で吹き終わると一同拍手!トランペットパートのYさんに聞くと、この曲のソロ…
『ロンド・カプリチオーソ』の作曲家、宅孝二(たく・こうじ、1904-1983)は橋本國彦と同じ年に大阪に生まれました。『日本の作曲家』によると、両親は邦楽を好み、自身も小学校時代から謡曲や仕舞、三味線を習う、とあります。同志社を2年で中退し、1927年…
2006年3月に大阪と東京で開催した演奏会のプログラム。大澤壽人情報が満載です。これ以降関西での大澤作品演奏にはめざましいものがあります。 なお、3月12日の東京公演では、この年2月8日に亡くなられた伊福部昭先生を追悼して、先生の代表作『タプカーラ交…
清水脩(しみず・おさむ、1911-1986)の『交響曲第3番』を練習しました。楽章ごとに通して、細部を繰り返しました。3楽章は最初はゆっくり、2回目はすこし速く通しました。甲田先生の丁寧な指揮で全体像が明確につかめてきます。 清水脩のことを『日本の作曲…