先住民の音楽の上にヨーロッパから様々な人々が様々な音楽を持ち込んだアメリカ。更にアフリカから黒人の音楽がもたらされ、強烈な坩堝を経てゴスペル音楽、ブルース、ラグタイム、そしてジャズに結実していきました。写真は「フィドルとバンジョーに興じる黒人たち」(p89)よりバンジョーの部分。
第4章 民衆の中に広まった音楽……69
宗教改革者ヤン・フスの流れを汲む新教徒たち
南部に移動したシンギング・スクールの伝統
『やさしい教則本』とファソラ唱法およびシェープ・ノート
『アメージング・グレース』
「宗教復興運動」とキャンプ・ミーティング
アフリカからもたらされたもの
アフリカの音楽伝統
ヨーロッパ音楽との共通項
労働歌としての音楽
スピリチュアルズの芽生え
ゴスペル音楽への道
アフリカの伝統から生まれた娯楽音楽
黒人の生活を揶揄するところから始まったミンストレル音楽
『わらの中の七面鳥』
スティーブン・フォスター
『ディクシーズ・ランド』第5章 庶民化されたクラシック伝統……105
ヨーロッパ的な音楽教育法を導入したローエル・メーソン
早くから根づいた合唱音楽の伝統
味つけ直されたオペラ
楽器生産の発展
吹奏楽の発展第6章 背伸びの時代……125
本格的なオペラの導入
オペラ劇場のその後
ヴォルト・ホイットマンがオペラに認めたもの
ウィリアム・ヘンリー・フライ
ドイツ的伝統の流入
「アメリカのベートーヴェン」
演奏団体の確立
大向こうを沸かせたヴィルチュオーゾたち
ルイ・モロー・ゴットシャルク