ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

石井眞木『ブラック・インテンション』I〜V

2004年公演での石井眞木『ブラック・インテンションI』の解説には、「ブラック・インテンション」とは「特殊な音楽的意図を作品に織り込む」という意味が書かれています。そして下記3曲が『西の響き・東の響き』の作品表に載っていました。 ブラック・インテ…

日露戦争の記念碑

岩槻に行く用事があり時間が空いたので、近くの久伊豆神社に寄ってみました。うっそうとした参道の奥に立派な社殿がありました。お参りした帰りに、参道の途中にある日露戦争記念碑の写真を撮りました。4〜5メートルはある立派な碑で、「日露戦役記念碑」と…

『第2回日中友好合作現代音楽祭in東京/北京 2004』(演奏会プログラム)

石井眞木先生の企画による2004年の中国公演プログラム。東京での演奏会・講演会と中国での演奏会・講演会併せて7日間の行事内容を、日本語・英語・中国語の3か国語で併記した渾身の冊子です。下記にはオーケストラ演奏会の曲目のみ載せてありますが、音楽祭…

2013-04-13の練習日記、あるいはトムトムとタムタム

石井眞木『交響的協奏曲』と『アフロ・コンチェルト』を練習。両方とも打楽器が重要なので、打楽器奏者がリズムをトムトム(写真)でたたいてくれました。変拍子がたくさんでてくるのでとてもよくわかり助かりました。アフロを2004年にやった時は打楽器が本…

石井眞木が語る『ブラック・インテンション』

『石井眞木の音楽』には、次のような作曲家の言葉がありました。 1970年代中葉から書き始めた《ブラック・インテンション》、《失われた響き》の二つのシリーズの作品群は、たぶん、西に振れたものの代表であろう。私はこれまで幸いなことに、伝統楽器の秀れ…

石井眞木とTOKKアンサンブル

石井眞木先生の関わった音楽活動の紹介その1、年譜から「TOKKアンサンブル」に関する記述を抜粋しました。 石井眞木年譜(音楽歴) 1971(S46)35歳:1月 東京音楽企画研究所(TOKK)設立、副所長に就任(所長:入野義朗)。 1973(S48)37歳:9月 「TOKKア…

東京クヮルテット

4月3日の日経新聞文化欄に「さらば東京クヮルテット:世界を駆け抜けた44年、自ら幕を引き次の夢へ」という記事が載りました。著者は東京クヮルテットのヴィオラ奏者、磯村和英さん。1969年にジュリアード音楽院に留学していた4人の日本人で結成され、以来ニ…

ブリュッヘンと『ブラック・インテンション』

石井眞木『ブラック・インテンション I 』は、リコーダー奏者フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen, 1934-)のために1976年に書かれました。写真は拙宅にあったブリュッヘンの『涙のパヴァーヌ:ブロックフレーテの魅力』(Blockflöten Werke des Barock)…

石井眞木『ブラック・インテンション』

7月の演奏会では石井眞木作品『ブラック・インテンション』も取り上げます。2004年の公演プログラムから曲目解説を転載します。2004年公演のリコーダーソロは、グードゥーラ・ローザさん。この7月の公演では鈴木俊哉さんがソロを吹いてくださいます。 石井眞…

スピーカー研究会

日曜日はスピーカー研究会シンポジウムがあり、駒沢のO邸にでかけました。S先生自作のできたてスピーカーがセットアップされ、AccuphaseのアンプとCDプレーヤーで早速視聴が始まりました。最初に聴いたのは伊福部昭『交響譚詩』、1962年山田和男指揮、東京交…