ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

芥川書誌

芥川也寸志『音楽の基礎』改版

芥川也寸志の著作の一つ、岩波新書の『音楽の基礎』の改版がでています。この本は1971年の初版以来62刷を重ねているロングセラーでしたが、今年2015年2月に文字を大きくして読みやすくなった63刷改版が発行されました。手に取ってみると確かに譜例の図版も少…

マヌエル・デ・ファリャ:新交響楽団第119回演奏会(演奏会ブログラム)

ファリャをやりたいとずっとおっしゃってらした芥川也寸志先生は、プログラムの最初に「もしも音楽のなかに血液が流れているとしたら、これほど純粋な血液はないだろう。マヌエル・デ・ファリャ!」という言葉を記されました。またスペインに造詣の深い興津…

芥川也寸志 没後10年(演奏会プログラム)

芥川先生没後10周年の3回の演奏会プログラム。『交響曲第1番』を演奏するのはこの時以来のことです。 ◆書誌データ 芥川也寸志 没後10年 新交響楽団, 1999.7.11 [36]p ; 26cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1999年7月11日(日)14:00開演・サントリーホ…

『大和市民コンサート』(プログラム)

芥川也寸志『交響曲第1番』を初めて演奏したコンサート。1週間後の11月30日には「日本の交響作品展10」で同様の曲目+『エローラ交響曲』を演奏しました。 芥川也寸志と新交響楽団 : 大和市民コンサート 大和青年会議所 1986.11.24 [24]p ; 26cm 注記: 演奏…

ふれあいコンサート2004

田園ホール・エローラ(松伏町中央公民館)での演奏会プログラムの続きです。曲目はモーツァルトの作品と、芥川の代表作トリプティークでした。 芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ ふれあいコンサート2004:芥川也寸志とモーツァルト 松伏町ふ…

ふれあいコンサート2003

芥川也寸志と縁のあった埼玉県松伏町の田園ホール・エローラ(松伏町中央公民館)での演奏会プログラムです。曲目は芥川が若いころから影響を強く受けた作曲家の中から、チャイコフスキーとモーツァルトの作品、そして芥川の3作品でした。 芥川也寸志メモリ…

『芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その2 : オーケストラ・ニッポニカ第16回演奏会』(参考文献:演奏会プログラム)

本日7月12日は、芥川也寸志(1925-1989)の誕生日です。誕生から1967年までの略年譜はこちらです。それをみたら、1925年は日露交歓交響管弦楽演奏会が開催された年でした。 下記は2009年に開催した芥川也寸志連続演奏会・その2のプログラムのデータです。こ…

『芥川也寸志没後20年メモリアル ふれあいコンサート [芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その1]』(参考文献:演奏会プログラム)

2009年に埼玉県松伏町で開催した演奏会のプログラムです。この演奏会は「芥川也寸志連続演奏会・その1」となりました。(ニッポニカ演奏会一覧はこちら) ◆書誌データ 芥川也寸志没後20年メモリアル ふれあいコンサート 松伏町, 2009.2.1 [4]p ; 30cm 注記:…

『映画生誕100年記念 : 新交響楽団第148回演奏会』(演奏会プログラム)

『ギーズ公の暗殺』の映画音楽は、よく考えてみれば更に5年前に演奏(日本初演)していました。それは1895年にパリで初めてリュミエール兄弟の手で映画が上映されてから100年を記念したコンサートでした。このとき深井史郎の作品を初めて演奏し、芥川也寸志…

『芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その3 : オーケストラ・ニッポニカ第17回演奏会』(参考文献:演奏会プログラム)

没後20周年に開催された連続演奏会最終回のプログラム。曲目解説、年譜・作品目録などのほか、未公開書簡・写真も含む盛りだくさんの内容。次回8月8日の会場でも販売する予定です。 ◆書誌データ 芥川也寸志管弦楽作品連続演奏会・その3 : オーケストラ・ニ…

『双子の星』(録音資料:CD)

ニッポニカ第16回演奏会のライヴ録音CDがオクタヴィア・レコードから出ました。3月25日発売、定価2,500円です。 ◆書誌データ 子供のための交響曲『双子の星』他 / 芥川也寸志[作曲] = Symphony for children "The Twin Stars" etc. / Yasushi Akutagawa Octa…

『歌劇『ヒロシマのオルフェ』 』(録音資料:CD)

『ヒロシマのオルフェ』が上演された、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスの2001年公演のライヴ録音CDです。指揮は本名マエストロです。 ◆書誌データ 歌劇『ヒロシマのオルフェ』 / 芥川也寸志[作曲] ; 大江健三郎台本 ; 中村敬一演出 カメラータ・トウ…

『芥川也寸志メモリアル・コンサートII. 映画音楽の夕べ』(参考文献:演奏会プログラム)

1993年に引き続き埼玉県松伏町の田園ホール・エローラで開催されたメモリアルコンサートのプログラム。映画の抜粋場面を上映しながら演奏するという贅沢な企画でした。編曲構成の毛利蔵人(もうり・くろうど、1950-1997)は芥川とともに映画音楽の共同作業を…

『芥川也寸志メモリアル・コンサートI. 交響楽作品の夕べ』(参考文献:演奏会プログラム)

埼玉県松伏町の田園ホール・エローラで開催されたメモリアルコンサートのプログラム。芥川也寸志はこのホールの建設に当たって、様ざまなアドバイスを行ないました。芥川は1956年に訪れたインドのエローラ石窟寺院に衝撃を受け、「エローラ交響曲」を作曲し…

『追悼 芥川也寸志』(参考文献:演奏会プログラム)

没後3ヶ月に開催された日本作曲家協議会主催の追悼演奏会のプログラム。芥川也寸志は日本作曲家協議会会長を1983年から1988年まで務めました。安部幸明はじめ同会の作曲家18名が追悼の言葉を寄せています。新交響楽団が「交響管弦楽のための音楽」と「エロー…

『新響と30年 : 芥川也寸志』(参考文献:プログラム)

芥川也寸志と新交響楽団が1976年から続けてきた「日本の交響作品展」の第10回として、芥川自身の作品展を企画・開催したもの。「現在から過去へ」と題したアルバムでは、芥川也寸志の折々の演奏会プログラム・写真・手紙・雑誌新聞報道記事などを掲載。 ◆書…

『芥川也寸志:サントリー音楽財団コンサート』(参考文献:プログラム)

『ヒロシマのオルフェ』が演奏された1994年のプログラム冊子です。これをみると、日本オペラ協会の1982年の公演があったことがわかりました。また演奏歴が追加になります。 ◆書誌データ 芥川也寸志 : サントリー音楽財団コンサート・作曲家の個展'94 / 東京…

『日本オペラ協会公演』(参考文献:プログラム)

先日日本近代音楽館で発見した、オペラ『暗い鏡』の1977年日本オペラ協会公演のプログラムです。 ◆書誌データ 日本オペラ協会公演 日本オペラ協会 1977.3.9 [24]p ; 26cm (創作オペラシリーズ ; No.15) 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1977年3月9日…

『絵本ワニのオーケストラ入門』(著作:図書)

オーケストラを構成している楽器のひとつひとつについて、ワニの奏者の絵とユーモラスな解説でわかりやすく紹介している絵本で、英語の原作を芥川らが翻訳しています。 ◆書誌データ 絵本ワニのオーケストラ入門 / ドナルド・エリオット文 ; クリントン・アロ…

『芥川也寸志 : その芸術と行動』(参考文献:図書)

生涯にわたり独創的かつ多面的な活動を行ってきた芥川也寸志が、何を考え、どのようにそれを実践するために行動したか、それがどのような影響をもったかについて、本人および関わった多くの人の文章を編集したものです。没後1年目に刊行されました。 ◆書誌…

『歌の絵本』(著作:図書)

古い歌でも、いいなあ、ということを人一倍強く感じた安野光雅さんの発案で作られた本。芥川也寸志は編者として関わり、解説文を寄せています。(1)日本の唱歌に続いて、(2)外国の歌のものも作られました。巻末に楽譜付き。 ◆書誌データ(1) 歌の絵本 : …

『ぷれりゅうど』(著作:図書)

この本は表紙と裏表紙を、安野光雅描く「ベートーヴェン風の芥川也寸志」が飾っています。 ◆書誌データ ぷれりゅうど / 芥川也寸志著 筑摩書房 1990.09.20 231p ; 20cm 注記: 装幀・装画・本文カット: 安野光雅 内容: I ぷれりゅうど. 尺八とピアノ, 蛙や水…

『音楽の旅 : エッセイ集』(著作:図書)

手元にあるこの本は『音楽の遊園地』と共に、「本日は、まことにありがとうございました。1986年2月17日 芥川也寸志」と印刷されたメッセージ付きの箱に入っていました。この日は年譜によると「紫綬褒章受章を祝う会」が開催された日ですので、その日に向け…

『人はさまざま歩く道もさまざま [正・続]』(著作:図書)

雑誌「エレクトーン・マンスリー」に1974年2月から3年11ヶ月にわたり連載された対談集に加筆したもので、(1)のあとにすぐ「続」として(2)がでました。 ◆書誌データ(1) 人はさまざま歩く道もさまざま : 芥川也寸志対話集 / 芥川也寸志著 芸術現代社 197…

『自伝抄 II』(著作:図書の一部)

◆書誌データ 自伝抄 II / 芥川也寸志他著 読売新聞社 1977.08.10 282p ; 20cm 内容: 歌の旅 / 芥川也寸志 (p239-282) 【一行解説】 読売新聞に連載された各界著名人の自伝抄をまとめた9冊のうちの1冊。「歌の旅」と題する芥川の章は、父の書斎でストラヴィン…

『音楽の遊園地』(著作:図書)

新聞雑誌への寄稿等の中から軽い内容のものをまとめたもので、初出は「週刊朝日<芥川也寸志の音楽手帳>」「読売新聞<東風西風>」「Amica<音楽つれづれぐさ>」などです。(1)れんが書房版の装丁を改め、(2)旺文社から文庫版でました。手元には(2)…

『音楽の基礎』(著作:図書)

岩波新書の『音楽の基礎』は現在でも書店で購入でき、アメリカの主要な図書館にも所蔵されています。芥川也寸志と岩波書店の接点の発端は知りませんが、後に岩波の社長になる安江良介(やすえ・りょうすけ、1935-1998)は大江健三郎と共に1963年広島を訪れて…

『音楽を愛する人に : 私の名曲案内』(著作:図書)

この本はバッハからガーシュインまでクラシック音楽の100曲を選び、見開き2ページずつで紹介したものです。日本人作曲家4名(團伊玖磨、黛敏郎、武満徹、芥川也寸志)の作品も含み、巻末に各曲のCD案内付きです。初版が(1)筑摩書房からでたあと、(2)同社…

『音楽の現場 : わが犯罪的音楽論』(著作:図書)

◆書誌データ 音楽の現場 : わが犯罪的音楽論 / 芥川也寸志著 音楽之友社 1962.06.15 229p 図版 ; 20cm 内容:前書. 殺人の現場. ピアノの現場. 弦楽器の現場. 管楽器の現場. 指揮の現場. 声楽の現場. 音楽の現場. 後書. 折込楽譜: ベートーヴェン作曲交響曲第…

『私の音楽談義』(著作:図書)

この本は音楽鑑賞の手引きとして、関西勤労者音楽協議会機関紙「新音楽」に連載したエッセイをまとめたものです。初版が(1)青木書店からでたあと、(2)音楽之友社から版を変えて出版され、その後文庫版が(3)筑摩書房から出版されました。手元にあるのは…