ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ニッポニカ第30回演奏会:芥川也寸志の夢【曲順改訂】

ニッポニカ第30回演奏会の曲順が次の通りとなりました。なお、プレトークが14:15からあります。 オーケストラ・ニッポニカ第30回演奏会 芥川也寸志の夢 九州・沖縄の作曲家たちによる交響作品展 2017年2月19日(日)14:30開演(14:00開場)東京・紀尾井ホー…

中村紘子独奏による三善晃と矢代秋雄のピアノ協奏曲

片山杜秀さん解説の「クラシックの迷宮」、昨日は中村紘子(1944-2016)のピアノ独奏による三善晃(1933-2013)と矢代秋雄(1929-1976)のピアノ協奏曲がとり上げられました。三善作品は1962年の作品で、演奏は1980年。矢代秋雄作品は1967年の作曲で初演は中…

久保けんお著『南日本民謡曲集』

熊本出身の作曲家福島雄次郎(1932-2005)は、1958年に上京し東洋音楽短期大学(現・東京音楽大学)で学んだ後、1968年から約10年間、尚美高等音楽学院で教えていました。そして1977年に鹿児島短期大学音楽科へ移っています。その契機となったのが、久保けん…

離島経済新聞

沖縄や奄美の事をあれこれ考えていたら、前に出会った『離島経済新聞』を思い出しました。この新聞は日本の離島専門のウェブメディアで、2010年に鯨本(いさもと)あつこさんが創刊したものです。略称は「リトケイ」、URLはこちら。http://ritokei.com/ 右上…

福島雄次郎『ヤポネシア組曲』をめぐって

福島雄次郎の『ヤポネシア組曲』を練習していて、「ヤポネシア」って何、と話題になりました。皆なんとなく、鹿児島から沖縄にかけての島々の事をヤポネシアっていうのかな、くらいの感覚でした。ところがある人が、「ヤポネシアは作家の島尾敏雄の造語です…

島尾敏雄編著『ヤポネシア序説』(創樹社、 1977)

「ヤポネシア」という言葉は小説家・島尾敏雄の造語で、ラテン語のJaponia(日本)とnesia(島々)を結びつけた言葉。意味するのは「日本」の国を大陸から伝わった文化が主流という従来の硬直した見方ではなく、太平洋の側から見て千島列島から琉球諸島に至…