2018-01-01から1年間の記事一覧
『日本洋楽外史』第5章「昭和時代」の4は、暗黒時代として戦時下の音楽界と聴衆の様子です。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健蔵,三善清達(ラジオ技術社,1978) 第5章 昭和時代 IV 暗黒時代 暗黒時代の幕開け・…
『日本洋楽外史』第5章「昭和時代」の3は、外来演奏家たちについてです。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健蔵,三善清達(ラジオ技術社,1978) 第5章 昭和時代 III 初期の外来演奏家たち エルマン・トーンをめぐ…
『日本洋楽外史』第5章は「昭和時代」を6つに区切っているので、まずその1と2。演奏会、レコード、ラジオ放送、来日音楽家、音楽コンクールなどなど、そしてオペラの話題です。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健…
『日本洋楽外史』第4章は間奏曲として、近衛秀麿(1898-1973)、フランス音楽輸入パトロンの薩摩治郎八(さつま・じろはち、1901-1976)らを紹介しています。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健蔵,三善清達(ラジオ…
『日本洋楽外史』第3章は「大正時代」。第一次大戦、ロシア革命、外来演奏家、日本の留学生などなど、大きな時代のうねりがあります。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健蔵,三善清達(ラジオ技術社,1978) 第3章 …
『日本洋楽外史』第2章は「明治から大正へ」。オペラ、山田耕筰、奏楽堂、音楽雑誌、軍楽隊などが話題にのぼります。 ■日本洋楽外史 : 日本楽壇長老による体験的洋楽の歴史 / 野村光一,中島健蔵,三善清達(ラジオ技術社,1978) 第2章 明治から大正へ 今…
ニッポニカ第33回演奏会は「アカデミズムの系譜」と題していますので、参考になる本を探していたら『日本洋楽外史』というのを見つけました。音楽評論家の野村光一(1895-1988)、フランス文学者の中島健蔵(1903-1979)、NHKディレクターの三善清達(1926-…
オーケストラ・ニッポニカ第33回演奏会のご案内です。戦前にパリ音楽院に学び、東京音楽学校そして東京芸術大学で多くの才能を育てた池内友次郎と、その系譜につながる作曲家たちの作品を演奏します。 オーケストラ・ニッポニカ第33回演奏会 アカデミズムの…
昨年の第32回演奏会では秋山邦晴を取り上げましたが、秋山の翻訳作品がこの4月に能舞台で上演されます。サティの音楽喜劇『メドゥーサの罠』、ピアノは高橋アキさんです。テノールの大槻孝志さんは、ニッポニカ第34回間宮芳生のオペラに出演いただく予定です…
神戸大出身の浅野亮介さん率いるオーケストラ アンサンブル・フリーEASTを聴いてきました。若き作曲家・薮田翔一さんの2作品が実に聴きごたえありました。組曲『風神雷神』は俵屋宗達の画を題材にした曲で、ソロピアノと打楽器が活躍し音の絵巻を奏でました…
片山杜秀さん解説の「クラシックの迷宮」、3月最初は大澤寿人の特集でした。『ピアノ協奏曲第3番』は野平一郎のピアノ独奏によりニッポニカで2回も演奏しているのでなじみがありましたが、その後の3曲はどれも大澤の豊かな音楽性を彷彿とさせる作品で、…
ニッポニカ・アーカイヴの楽譜を使った演奏会の予定です。深井史郎、早坂文雄、伊福部昭の楽譜はアーカイヴにあります。 東京交響楽団 第68回川崎定期演奏会 ■日時・会場:2018年10月07日(日)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール ■出演:大井剛史(指揮)…
7月1日のニッポニカ第33回演奏会で取り上げる矢代秋雄のチェロ協奏曲を、直前に都響が演奏します。都響の公演記録を「矢代秋雄」で検索してみたところ、矢代のピアノ協奏曲などは何回か取り上げていますが、チェロ協奏曲は今回が初めてのようです。 東京都交…
高橋アキさんが3月にデンマークでコンサートとリサイタルとマスタークラスをされるそうです。コンサートはルイーズ・レアケ・レアケンボーさんの傘寿をお祝いするものだそうです。レアケンボーさんは1963年から1995年までレアケンボー音楽祭(Lerchenborg M…
ニッポニカ第32回演奏会に出演いただいた、ハーモニカ奏者の和谷泰扶さんのリサイタルを聴きました。武満徹・芥川也寸志『太平洋ひとりぼっち』のハーモニカはいまでもはっきり頭の中をめぐっています。リサイタルの最初のヘンリー・カウエルは、ニッポニカ…