ドヴォルジャークの2楽章はコールアングレが休みだったので、トレーナーの柴山先生がさわりを歌ってくださいました。そのあとでやったドーソンの2楽章は、ドヴォルジャークと同じくコールアングレのソロで始まるのですが(写真)、そこではなんと柴山先生がやおら楽器をとりだし、ひとしきりソロのメロディーが!!贅沢な練習でありました。
3楽章はAllegro con brioの軽快なリズムで始まります。先生曰く「1950〜60年代のアメリカでは、音を短くすることが何かよくないという慣習があったらしく、スタッカートがついているような音形でも音を長く演奏する事があったそうです。でもこの曲は(アフリカ風の)リズムが大事だから、ちゃんと楽譜どおりに演奏しましょう。」とのこと。そしてベートーベンの『田園』や『第九』のよく知っている短い音形の旋律を長く演奏する例を、コールアングレで実演してくださいました。
ドーソンにはアフリカ風と思われるリズムもあるのですが、『新世界』とそっくりの音形もいろいろあり、頭の中で二つの曲が入り乱れて響くのを感じながら帰路に着きました。