片山杜秀さんのNHK-FM「クラシックの迷宮」、昨日は「100年目の12音音楽」と題し、12音音楽を確立したシェーンベルクの音楽が取り上げられました。彼が最初に12音音楽のアイデアを表明したのが1921年だという逸話が紹介され、今年はそれから100年目という訳です。日本における12音音楽の先駆者と言われる入野義朗もこの年に生まれているので、今年は入野の生誕百年であることも言及されました。放送された「月に憑かれたピエロ」は入野義朗の指揮でしたので、1954年10月9日の実験工房の公演と思われます。
NHK-FM クラシックの迷宮
2021年2月13日 午後9時00分~ 午後10時00分
▽100年目の12音音楽
- 「5つの管弦楽曲 作品16(室内管弦楽版) から 第4曲“転機”」/ シェーンベルク:作曲 ; フェリックス・グライスレ:編曲 (管弦楽)グルッポ・モンテベッロ、(指揮)ヘンク・グイッタルト(2分15秒)<ETCETERA KTC 1484>
- 「月に憑かれたピエロ 作品21 から 第8曲“夜”」/ シェーンベルク:作曲 (ソプラノ)福澤アクリヴィ、(バス・クラリネット)佐藤誠、(チェロ)松下修也、(ピアノ)川村深雪、(指揮)入野義朗 (1分34秒)<VICTOR VICC-60109>
- 「管弦楽のための変奏曲 作品31 から 主題の提示部」/ シェーンベルク:作曲 (管弦楽)シカゴ交響楽団、(指揮)ピエール・ブーレーズ (0分12秒)<ERATO 2292-45827-2>
- 「管弦楽のための変奏曲 作品31」/ シェーンベルク:作曲 (管弦楽)シカゴ交響楽団、(指揮)ピエール・ブーレーズ (19分58秒)<ERATO 2292-45827-2>
- 「ナポレオン・ボナパルトへのオード 作品41 から 終わりの部分」/ シェーンベルク:作曲 (語り手)ケネス・グリフィス、(ピアノ)シュテファン・リトウィン、(演奏)ラ・サール弦楽四重奏団 (4分26秒)<Deutsche Grammophon 415 982-2>
- 「ピアノ四重奏曲 ト短調 作品25(管弦楽版)から 第4楽章」/ ブラームス:作曲 ; シェーンベルク:編曲 (管弦楽)南西ドイツ放送交響楽団、(指揮)ミヒャエル・ギーレン (2分21秒)<インターコード INT860.917>
- 「オルガン・ソナタのための2つのフラグメント から アレグレット」/ シェーンベルク:作曲 (オルガン)ミヒャエル・クリストフリート・ヴィンクラー (0分47秒)<ベルリン・クラシックス BC1044-2>
https://www4.nhk.or.jp/classicmeikyu/x/2021-02-13/07/74167/4756423/