ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

伊福部昭 室内楽作品を集めて

 伊福部昭先生が所長を務めていらした東京音楽大学民族音楽研究所の公開講座で、先生の作品のコンサートが開かれます。(2月16日(土)午後2時より)

伊福部昭 室内楽作品を集めて

第I部
ピアノ組曲[日本組曲] 1933
サハリン島先住民の三つの揺籃歌 1949
シレトコ半島の漁夫の歌 1960
ギリヤーク族の古き吟誦歌 1946
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 1985


第II部
印幡万葉の歌五首 1994
摩周湖(ピアノ版) 1992
蒼鷺 2000
アイヌ叙事詩に依る対話体牧歌 1956
オホーツクの海(混声四部アンサンブル) 1958


2013年2月16日(土)第I部14:00〜 第II部17:30〜
古賀政男音楽博物館 けやきホール
http://www.tokyo-ongakudaigaku.jp/minzokuongaku/pdf/2013216koukaikouza.pdf

 この中でこれまでご縁があった曲はつぎのとおり。

ピアノ組曲[日本組曲] 1933 → 1991年に管弦楽に編曲 →1998年に弦楽に編曲
 この管弦楽版弦楽版を演奏したことがあります。

ギリヤーク族の古き吟誦歌 1946 → 1984年に4人の弟子により管弦楽に編曲
 この管弦楽版を1984年2002年に演奏しています。

ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 1985
 2004年の文化功労者顕彰お祝いコンサートで演奏されたのを聴きました。Vnソロは小林武史さんでした。

アイヌ叙事詩に依る対話体牧歌 1956
 この曲も2004年の文化功労者顕彰お祝いコンサートで演奏されたのを聴きました。ソプラノは今回『祇王』の練習時にソロを歌ってくださった弓田真理子さんでした。終演後に「アイヌ語の発音はどこで学ばれたのですか」と質問したところ、「伊福部先生に教えていただきました」とのお答えだったのを覚えています。