ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

Manuel P. Maramba

 マニラ室内楽演奏会のプログラムの最後は、委嘱作品であるManuel P. Maramba『弦楽四重奏』です。作曲家のプロフィルには、“Fr. Manuel Maramba, OSB”とありました。“Fr.”は3人目の「フランシスコ」かと思ったら、これは“Father”の略で、神父様のこと。最後の“OSB”は“The Order of Saint Benedict”、つまりベネディクト会のことでした。作曲者はカトリックのベネディクト会神父でありました。フィリピンは国民の8割以上がカトリックだそうです。
 Maramba神父はベネディクト会修道院で音楽の勉強を始め、国内外(米国・ドイツ)で研鑽を積み、現在は作曲家であると共に音楽指導者としても活躍されています。1936年のお生まれですので、石井眞木先生と同い年であります。どこかで出会われたことがあるかもしれません。
 なお『弦楽四重奏曲』はABAの三部形式で、太陽と闇の相克、そして中間部は子守歌とのことです。


Sr. M. Baptista Battig Music Foundation proudly presents Fr. Manuel P. Maramba, OSB, pianist, in Concert
〔St. Scholastica's College]
http://www.ssc.edu.ph/sscweb_content/news_2004-2005/news_MarambaConcert.htm


二人のフランシスコ:F.サンティアゴとF.ブエンカミーノ
http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20130123/1358950037