ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2010-02-14の練習日記

昨日はいよいよ本名マエストロの初練習でした。練習前にニッポニカ婦人部からのチョコをゲットしたマエストロの写真です。 『月』は全体を通しながら問題点を拾っていきました。6曲目「騒ぐ工匠たち 偽りの愛を悲しむ姫」はAllegro moltoという指定の曲です…

2010-02-14の予定

いよいよ本名マエストロの練習です。 場所:G-plaza(要譜面台) 時間割:18:15-19:30 『月』 19:45-21:30 『ヒロシマのオルフェ』

2010-02-13の練習日記:おいしいビオラ

昨日は弦楽器はパートごとに分かれての練習でした。ビオラは普段は高音のバイオリンと低音のチェロ・バスにはさまれ、中声部のハーモニーを担当しています。メロディーを弾くことはほとんどないのですが、今回「おいしい」メロディーを弾くところがたくさん…

土曜日の図書館

昨日は「芥川書誌」作成のために借りてきた何冊かの本を近くの図書館へ返しにいきました。手元に無かった本は古書店サイトに出ていれば購入してきたのですが、出品されていなかったりあまりに高価だったものは東京都公立図書館横断検索サイトで検索し、近く…

2010-02-13の予定

管楽器=場所:G-plaza 時間割:18:00−19:00 『月』 / 19:15−21:30 『オルフェ』 Vn=O-House / Vla=M-House 17時〜 / Vc・Cb=T-Kaikan 18時〜 ソリスト=マエストロ練習

ミュートのはなし・その4 弦楽器

弦楽器のミュートは、弦を支えている駒に装着してその響き具合を変化させます。いろいろな形・大きさ・材質のものがあります。しかし金管楽器と違って、作曲家は曲の中のミュートを「つける」箇所と「はずす」箇所を指定するだけで、材質や大きさを問うわけ…

『芥川也寸志 : その芸術と行動』(参考文献:図書)

生涯にわたり独創的かつ多面的な活動を行ってきた芥川也寸志が、何を考え、どのようにそれを実践するために行動したか、それがどのような影響をもったかについて、本人および関わった多くの人の文章を編集したものです。没後1年目に刊行されました。 ◆書誌…

1958年から1960年春までの大江健三郎

大江健三郎の軌跡を『大江健三郎文学事典』から抜粋してみました。学業の傍ら旺盛な執筆活動をしているのがよくわかります。そして卒業・転居・結婚と、人生の大きな転機でもあったこともうかがえます。武満徹との出会いもこの時期です。(『暗い鏡』の執筆…

『歌の絵本』(著作:図書)

古い歌でも、いいなあ、ということを人一倍強く感じた安野光雅さんの発案で作られた本。芥川也寸志は編者として関わり、解説文を寄せています。(1)日本の唱歌に続いて、(2)外国の歌のものも作られました。巻末に楽譜付き。 ◆書誌データ(1) 歌の絵本 : …

「鈴木秀美と仲間たち」コンサート案内

ニッポニカ第15回演奏会で指揮をしてくださった鈴木秀美さんのコンサートです。来週は打ち合わせが水曜になったので、晴れて聴きにいけます。 鈴木秀美と仲間たち『鈴木 秀美 “究極の室内楽”』 ベートーヴェン 七重奏曲 変ホ長調 op.20 シューベルト 八重奏…

『ヒロシマのオルフェ』広島公演情報

1月4日のブログに『ヒロシマのオルフェ』の演奏歴を掲載しましたが、下記2005年公演が抜けているとお知らせをいただきました。追って1月4日の表には追加いたします。 被爆60周年記念 ヒロシマの響き『未来への追憶』 広島が生んだ世界の細川俊夫、今“ヒロシ…

大江健三郎の初期の作品

『ヒロシマのオルフェ』は最初『暗い鏡』というタイトルで上演されましたが、そのテキストの第一稿のタイトルは『青年のオルフェ』でした。1959年前後の大江作品のタイトルには、「青年」が多く登場します。『青年の汚名』『報復する青年』『後退青年研究所…

『ぷれりゅうど』(著作:図書)

この本は表紙と裏表紙を、安野光雅描く「ベートーヴェン風の芥川也寸志」が飾っています。 ◆書誌データ ぷれりゅうど / 芥川也寸志著 筑摩書房 1990.09.20 231p ; 20cm 注記: 装幀・装画・本文カット: 安野光雅 内容: I ぷれりゅうど. 尺八とピアノ, 蛙や水…

2010-02-06の練習日記

昨日は2曲とも通して練習したので、全体像がかなりわかってきました。『月』は場面ごとに色合いが異なり、ストラヴィンスキー風のやラヴェル風の響きなどがいろいろ楽しめます。3曲目の「月見」では、芥川作品の『GXコンチェルト』の旋律がちらりと顔をのぞ…

2010-02-06の予定

場所:T-West(要譜面台) 時間割:17:00〜発送作業 18:15−19:15 『月』 19:30−21:30 『オルフェ』

ミュートのはなし・その3 トランペット

トランペット奏者一人が持っているミュートをみんな出してもらいました。一番左の小さいのは今回使わないそうですが、あとはみんな使うとのこと。何十年もオーケストラで弾いていますが、後の金管楽器がこんなに何種類もミュートを使い分けているなんて、初…

歌の練習を聴きました

本日ソリストの練習があり、何人かで聴きに行きました。青年役の黒田博さん(バリトン)、娘/看護婦役の腰越満美さん(ソプラノ)、運転手/医師役の吉田伸昭さん(テノール)、そしてコレペティトールの方。もうすでにかなり出来上がっている印象でした。練…

映画『黒いオルフェ』

31日の夜テレビで『黒いオルフェ』を観ました。1959年に公開されたこの映画はフランス・ブラジル・イタリア合作とのことですが、舞台はブラジルのリオ・デジャネイロ。熱狂的なカーニバルの前日から、宴の終わった翌朝までの物語。カーニバルの喧騒の中で恋人…

『音楽の旅 : エッセイ集』(著作:図書)

手元にあるこの本は『音楽の遊園地』と共に、「本日は、まことにありがとうございました。1986年2月17日 芥川也寸志」と印刷されたメッセージ付きの箱に入っていました。この日は年譜によると「紫綬褒章受章を祝う会」が開催された日ですので、その日に向け…

『人はさまざま歩く道もさまざま [正・続]』(著作:図書)

雑誌「エレクトーン・マンスリー」に1974年2月から3年11ヶ月にわたり連載された対談集に加筆したもので、(1)のあとにすぐ「続」として(2)がでました。 ◆書誌データ(1) 人はさまざま歩く道もさまざま : 芥川也寸志対話集 / 芥川也寸志著 芸術現代社 197…

『ヒロシマのオルフェ』の場面

『ヒロシマのオルフェ』の7つの場面は下記の通りです。 序曲 第1場 夜更けの街角 第2場 ホテルの暗い部屋 第3場 未来の夢、春の花、光の子供たち 第4場 未来の夢から覚めた青年と娘の会話 第5場 倒れた青年、すすり泣く娘、死の国の運転手 第6場 朝、…