昨日は2曲とも通して練習したので、全体像がかなりわかってきました。『月』は場面ごとに色合いが異なり、ストラヴィンスキー風のやラヴェル風の響きなどがいろいろ楽しめます。3曲目の「月見」では、芥川作品の『GXコンチェルト』の旋律がちらりと顔をのぞかせています。
『ヒロシマのオルフェ』の第2場、鏡から現れた若い娘が「あなたは人を愛したことがなかった?あなたは人から愛されたこともなかったの」と切々と歌う場面で、ミュートつきのトランペットが切ないメロディーを奏でていたところ、突然「パカーン、ゴロゴロッ!?」と雑音が。肝心のトランペットのミュートがはずれてころがってしまったのでありました……