ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

「映画のための音楽 : サン・サーンス、サティ、コープランド、タケミツ」

昨日「100年前の天然色写真」に関するワークショップに顔を出したところ、カラー写真(オートクローム)を発明したリュミエール兄弟の話になりました。兄弟は映画の発明者として有名で、ふと以前に演奏したフランス初期の映画作品『ギーズ公の暗殺』の音楽を思い出しました。このときは映像付の演奏会だったので、最初の映画音楽といわれる曲を演奏しながらその映像を見るという貴重な体験でした。そのプログラムのデータを掲載しておきます。タイトルの英文を出しましたが、最後の2つの小論を除き英文併記です。(「東京の夏」音楽祭は、昨2009年の第25回をもって終了したそうです。)

◆書誌データ

映画のための音楽 : サン・サーンス、サティ、コープランド、タケミツ : 大作曲家と映画 = Music for the movies : Saint-Saens, Satie, Copeland, Takemitsu : Great composers and the movies / 「東京の夏」音楽祭実行委員会編
 「東京の夏」音楽祭実行委員会 2000.7.6
 p58-60 ; 30cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2000年7月30日(日)17時開演・紀尾井ホール(東京・千代田区) ; 曲目: ギーズ公の暗殺 / サン=サーンス. 幕間 / サティ. 3つの映画音楽 / 武満徹. 映画のための音楽 / コープランド ; 出演者: 小松一彦(指揮), 新交響楽団 ; 主催: アリオン音楽財団, 朝日新聞社 ; 協賛: 富士ゼロックス他 ; 後援: 外務省, フランス大使館他 ; 協力: アテネ・フランセ文化センター, 東京国立近代美術館フィルムセンター他 ; 英文併記 ; 『第16回「東京の夏」音楽祭2000 : 映画と音楽 : 映画は音楽なしでは生きられなかった』の共通プログラム冊子の一部 ; 『ギーズ公の暗殺』『幕間』は演奏と共に映画を上映
 内容: 『ギーズ公の暗殺 = L'Assassinat du duc de Guise』1908, モノクロ, サイレント, 35ミリ, 9分(18fps), 250メートル / アンドレ・カルメット, シャルル・ル・バルジー(監督) ; アンリ・ラヴダン(脚本) ; カミーユ・サン=サーンス(音楽) ; エミール・ベルタン(美術) ; 出演: シャルル・ル・バルジー(アンリ3世), アルベール・ランベール(ギーズ公) ;
 『幕間 = L'Entr'acte』1924, モノクロ, サイレント, 35ミリ, 22分(18fps), 398メートル / ルネ・クレール(監督・脚本) ; エリック・サティ(音楽) ; ジミ・ベルリエ(撮影) ; フランシス・ピカビア(美術・脚本) ; 出演: ジャン・ボルラン, インゲ・フリス, マン・レイ, エリック・サティ, マルセル・デュシャン, ジョルジュ・オーリック ;
 『3つの映画音楽 = Three film scores』1994-95: 1.訓練と休息の音楽 : 『ホゼー・トレス』より ; 2.葬送の音楽 : 『黒い雨』より ; 3.ワルツ : 『他人の顔』より / 武満徹[作曲] ;
 『映画のための音楽 = Music for movies』1942: 1.ニューイングランドの田園 : 『町』より ; 2.麦馬車 : 『二十日鼠と人間』より ; 3.日曜日の通り : 『町』より ; 4.グローヴァーズ・コーナーズ : 『我らの町』より ; 5.脱穀機 : 『二十日鼠と人間』より / アーロン・コープランド[作曲] ;
 映画ための音楽 / 伊藤制子 ;
 映画と音楽の分水嶺を示す『ギーズ公の暗殺』 / 小沼純一

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