ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

『映画生誕100年記念 : 新交響楽団第148回演奏会』(演奏会プログラム)

『ギーズ公の暗殺』の映画音楽は、よく考えてみれば更に5年前に演奏(日本初演)していました。それは1895年にパリで初めてリュミエール兄弟の手で映画が上映されてから100年を記念したコンサートでした。このとき深井史郎の作品を初めて演奏し、芥川也寸志の映画音楽も4曲やりました。全部ではありませんが映像付でした。(芥川也寸志の映画音楽をまとめて演奏したのは、1994年のメモリアル・コンサートIIに続き2回目でした。)

◆書誌データ

映画生誕100年記念 : 新交響楽団第148回演奏会
 新交響楽団 1995.7.16
 [24]p ; 26cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1995年7月16日(日)14時開演・東京芸術劇場大ホール(東京・豊島区) ; 曲目:
 ギーズ公の暗殺 作品128(1908)〔日本初演〕 / サン=サーンス.
 《雨》についての14の描写(1929) / ハンス・アイスラー.
 幕間(1924) / エリック・サティ.
 「空想部落」の音楽(1939)〔舞台初演〕 / 深井史郎.
 弦楽のための「ホゼイ・トレス」(1958) / 武満徹.
 煙突の見える場所(1953), 猫と庄造と二人のおんな(1956), 八甲田山(1977), 日蓮(1979) / 芥川也寸志 ;
 出演者: 小松一彦(指揮), 新交響楽団 ; 主催: 新交響楽団 ; 企画監修・解説: 秋山邦晴 ; 映像協力: Cinemateque
 内容: 曲目へのノート / 秋山邦晴 ; 日本の映画音楽史抄 / 秋山邦晴 ; 映画音楽100年 / ドナルド・リチイ, 佐藤美也(訳) ; 《雨》への映画音楽プロジェクト分析 : 『映画の作曲』1947年より / ハンス・アイスラー, 名倉由起司(訳)他

(芥川作品の「猫と庄造と二人のおんな」は、もちろん谷崎潤一郎原作の「猫と庄造と二人のをんな」の映画です。上記プログラムの表記は「おんな」となっていましたので、ここではそれに従いました。第17回演奏会プログラムに掲載した「芥川也寸志作品目録」では、「をんな」としています。)