ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2011-03-12の予定

本日の練習は中止となりました。 地震の被害にあわれたみなさま心よりお見舞い申しあげます。

唯是震一『続・私の半生記』:コロンビア大学へ

震一はジュリアード音楽院作曲科の入学試験に合格しましたが、ジュリアードは声楽、器楽が主体の専門学校で、作曲は基礎的な理論である和声や対位法程度の科目しか開講されていませんでした。そこで保証人のニューヨーク現代美術館館長ホイラー氏に相談に行…

唯是震一『続・私の半生記』:ジュリアードを受ける

1953年(昭和28)芸大を卒業した震一は米国留学を志し、カーチス音楽院とジュリアード音楽学校に願書をだしました。カーチス音楽院からは25歳の年齢制限をオーバーしていて資格が無いという返事で、ジュリアードの試験を目指して8月に貨物船に乗って渡米しま…

小林武史ヴァイオリンリサイタル

小林武史先生のリサイタルをご案内いたします。ピアノは野平一郎先生です。 傘寿記念 小林武史ヴァイオリンリサイタル 2011年3月21日(月・祝)14:00開演 Hakuju Hall プログラム: シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調作品137-1…

唯是震一『続・私の半生記』:芸大時代

1949年(昭和24)震一は東京芸術大学音楽部楽理科音楽理論専攻へ進学し、個性の強い学友と共に過ごしました。声楽科では芦野宏、大賀典雄、小島琢磨。作曲科の甲斐直彦、諸井誠、外山雄三、間宮芳生、寺島尚彦。一年後輩の眞鍋理一郎。ピアノ科は井内澄子。…

2011-03-05の練習日記

柴山洋先生の棒でドヴォルジャーク3楽章から。木管楽器を中心にアンサンブルの勘所や息継ぎのタイミングや待っている間の心得など、ユーモアたっぷりにわかりやすくご指導いただきました。ずっと休みが続いたときにいきなり吹く場合のコツなど、確かに納得の…

ライナー指揮ドヴォルジャーク『新世界より』

『新世界より』の録音は数多でていますが、昔から家にいるおじさんがヨーロッパではなくアメリカのオーケストラのを聴いてみたいと買ってきたCDをかけてみました。フリッツ・ライナー(Fritz Reiner, 1888-1963)指揮、シカゴ交響楽団、1957年の録音です。演…

2011-03-05の予定

場所:G-Plaza Hall No.1 (譜面台だいたいあり)時間:15:00〜17:00 Vn.2ndパート練習 17:00〜 全員ミーティング 18:00〜19:45 ドヴォルジャーク 4→2 19:55〜21:15 ドーソン 2

唯是震一『続・私の半生記』:東京音楽学校

1948年(昭和23)3月の二次試験には、震一を含め4名が合格。東京音楽学校は隣の美術学校と合併して翌年東京芸術大学となることから、この年の入学者は1学期終了まで仮入学の扱いでした。一度札幌へ帰ろうと思いましたが、交通費もかかり混雑も尋常でないこと…

唯是震一『続・私の半生記』:入学試験

3月に入ってすぐ入学試験が行われました。当日は山田流受験生の演奏が終るまで控え室で待機していました。同室の受験生にそれとなく聞くと、課題曲5曲のうち1曲好きなものを弾けばよいこと、他の受験生はみな宮城道雄門下生らしいことがわかりました。好きな…

唯是震一『続・私の半生記』:上野の森へ

震一は1947年(昭和22)小樽高商卒業後大成建設へ就職しましたが、肌に合わず一ヶ月ほどで札幌鉄道局(現JR)に転職しました。職場の家族慰安会で筝を弾いたり、上司の尺八と合奏をしたりもしました。職場の合唱団があることを知り、早速入団してシューマン…

シュトラウスのワルツ『朝刊』

某オーケストラに頼まれて5月に演奏する曲の中に、ヨハン・シュトラウスII世(1825-1899)のワルツ『朝刊』があります。導入部と5つのワルツ、そしてコーダからなる15分ほどの曲ですが、面白いタイトルだったので『クラシック音楽作品名辞典 改訂版』で調べ…