ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

山田和男『もう直き春になるだらう』楽器編成

『もう直き春になるだらう』の楽器編成です。自筆スコア(写真)にフランス語で書かれていました。音楽もフランスの香りがします。 Grand flute 2 clarinette en Si♭ Alto saxophone Basson Cor en Fa Piano 唄 Violons I Violons II Altos Violoncelles Con…

山田和男「交響組曲『呪縛』」楽器編成

『呪縛』の楽器編成です。元のバレエ曲には混声合唱がはいっている部分があります。 Soprano solo Orchesterbesetzung 2 Flöten (2. auch kleine Flöte) 2 Oboen 2 Klarinetten in B (2. auch Baß klarinette in B) 2 Fagotte 4 Hörner in F 3 Trompeten in …

雑誌『詩と音楽』創刊号が届きました

先週日本近代音楽館でお目にかかったLさんが、雑誌『詩と音楽』の創刊号(1938年)を貸してくださいました。今日郵便で届いたので早速開けてみると、城左門『もう直き春になるだらう』の詩があり、巻末には山田和男作曲の楽譜がついています。それだけでも嬉…

2011年8月9日

今年も昨年に続き長崎の平和祈念式典のテレビを見ました。長崎市の城山小学校で歌い継がれている『子らのみ魂よ』という合唱曲が披露されました。また83歳の被爆者の方がマイクの前に立たれ、17歳の当時勤務先の長崎兵器製作所大橋工場で被爆した体験を語ら…

ゴーヤの実がなりました

5月に植えたゴーヤがすくすく伸びて、軒先まで届くようになりました。緑のカーテンには程遠いですが、窓から緑が見えるのは爽やかで気持ちいいです。いつのまにかずんぐりむっくりの実が一つなっていて、たのもしい風貌です。

貝谷八百子のバレエ創造活動

貝谷八百子(かいたに・やおこ、1921-1991)バレエ団の公演プログラムを読むと、このバレリーナがいかに創造的な活動を積み重ねてきたかが伝わってきました。 まず1989年1月9日に五反田のゆうぽうとで開催された、貝谷八百子バレエ団創立50周年記念公演(演…

山田一雄『一音百態』「ヨコハマの休日III 悪魔の時代に『第九』を振る」

今日は8月6日。テレビに映し出されたヒロシマの平和記念式典を見ながら、『平和への祈り』を練習していた去年とはまた違った心持でした。山田先生の本の中から、『第九』についての箇所を引用します。 そもそも、わたしが初めて『第九』を振ったのは、昭和十…

山田和男『呪縛』を調べる

今日から夏休み、早速日本近代音楽館へ行って山田和男作品の初演データについて調べました。交響組曲『呪縛』は元がバレエ音楽なので、交響作品のレファレンスブックにはデータが載っていません。『一音百態』巻末の「山田一雄主要作品表」(小鍛冶邦隆編)…

山田一雄『一音百態』「学祭の芝居ストップ」

東京音楽学校に入学した年の秋の記念祭に、新劇の脚本を書いて舞台にのせました。中学のころから演劇に興味を持ち、新劇のメッカの築地小劇場にも足しげく通ったものでした。 こうした影響もあって、そのころのわたしの恋愛論を投影させて、『それは男性特有…

山田一雄『一音百態』「右向け右」に反発

1年浪人してピアノの練習に打ち込み、1931年(昭和6)東京音楽学校の予科に入学しました。この年満州事変が勃発し、体操の時間はすべて軍事教練に振り替えられました。銃の撃ち方を鍛えられたりする本格的な訓練でした。 あのころは、学生の男女比率は「1:…

東京芸術大学音楽博士学位論文

音楽研究について考えていたら、芸大の博士論文リストのことを思い出しました。こういうリストが公開されることで、研究の土壌が豊かになっていくのが期待されます。 東京芸術大学音楽博士学位論文 http://www.lib.geidai.ac.jp/MPHD/MUSICPHD.html#21 〔東…

アジア歴史資料センター

アジア歴史資料センターとは、同センターサイトから引用すると「インターネットを通じて、国の機関が保管するアジア歴史資料(原資料=オリジナル資料)を、パソコン画面上で提供する電子資料センターであり、国立公文書館において運営されています。ここで…