ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第17回演奏会評・その3

ニッポニカ第17回演奏会の評が『公明新聞』に写真付で掲載されました。終りのところを抜粋して紹介します。(演奏会評・その2はこちら。) 芥川也寸志の音楽、大江健三郎の台本で力強い推進力:オーケストラニッポニカ第17回演奏会 ……音楽は無調を主体にし…

『オデュッセイア』番外編

昨日、映画『2001年宇宙の旅』のDVDを見ました。2001年からもう10年近く経ってしまいましたが、一度見たいと思っていたのがようやく実現。1968年にこれだけの映画が作られていたことに驚きましたが、何よりびっくりしたのは、英語の原題が "2001: A Space Od…

『伊福部昭米寿記念演奏会』(演奏会プログラム)

これまでに私が演奏してきた日本人の管弦楽作品の記録は、2002年の(1)『伊福部昭米寿記念演奏会』プログラムと、先日の(2)『ニッポニカ第17回演奏会』プログラムとに載っています。この2冊をみれば、どの作曲家のどの曲をいつやったかということがたちどころ…

『王道楽土の交響楽』目次一覧

岩野裕一『王道楽土の交響楽』の書誌データと目次一覧をまとめてみました。章のタイトルをクリックすると詳細ページへ飛びます。 ◆書誌データ 王道楽土の交響楽 : 満洲-知られざる音楽史 / 岩野裕一著 音楽之友社, 1999.11 390p ; 20cm 内容: 序章 朝比奈隆…

2010-05-08の練習日記

深井史郎の2曲は両方ニッポニカで演奏した事があるので、初練習もスムーズに進むはずでしたが、『平和への祈り』は大曲だけあってやはり難所があちこちにありました。全部で5楽章のうち真ん中の第3楽章は、声楽なしのオーケストラだけの曲です。ここで弦楽器…

2010-05-08の予定

いよいよ本日から第18回演奏会の練習が始まります。 場所:T-West(要譜面台) 時間割: 18:00-20:15 平和への祈り 20:30-21:30 大陸の歌

『深井史郎作品展 : オーケストラ・ニッポニカ第11回演奏会』(演奏会プログラム)

2007年に開催した深井史郎(1907-1959)個展のプログラムです。 ◆書誌データ 深井史郎作品展 : オーケストラ・ニッポニカ第11回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ 2007.3.25 31p ; 30cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2007年3月25日(日)14:30開演・紀尾…

本名マエストロの記事発見

ニッポニカファンの友人が、本名マエストロとVNSO(ヴェトナム国立交響楽団)の記事が載っている『アゴラ』4月号を貸してくれました。「われら地球人」という連載記事で、たくさんの写真入でマエストロとVNSOを詳しく紹介しているものです。なつかしいハノイ…

伊福部昭公式ホームページ(暫定版)にリンク

伊福部昭公式ホームページ(暫定版)には、今回演奏する『寒帯林』についてはもちろん、伊福部先生の作品その他に関する情報がたくさん掲載されています。このブログのリンク集にも追加しましたので、どうぞご利用ください。 伊福部昭公式ホームページ(暫定…

『伊福部昭古稀記念・交響コンサート : 「ギリヤーク」から「ゴジラ」まで』(演奏会プログラム)

伊福部邸でも話題になった、1984年の古稀記念コンサートです。このときは伊福部門下の作曲家の先生方がハッピを着て『日本の太鼓』に出演されました。 ◆書誌データ 伊福部昭古稀記念・交響コンサート : 「ギリヤーク」から「ゴジラ」まで / 東京コンサーツ編…

伊福部昭『寒帯林』

昨日世田谷にある伊福部昭邸にうかがい、『寒帯林』の演奏用スコアとパート譜をいただいてきました。またオリジナルスコア(自筆譜)も拝見することができました。演奏用譜面は今回パソコンで新たに入力されたものです。オリジナルスコアは伊福部先生の筆跡…

『王道楽土の交響楽』目次・その8(最終回)

岩野裕一『王道楽土の交響楽 : 満州―知られざる音楽史』(音楽之友社、1999)目次(その8)です。(その7)はこちら。 第8章 オーケストラは国境を越えた 朝比奈の蟄居、林のデビュー 「ハルビン国民党楽団」と中国人の音楽家群像 混乱の中で―大塚淳の死と…

山田和男と石丸寛

山田和男(戦後一雄に改名、1912-1991)に師事した指揮者の石丸寛(いしまる・ひろし、1922-1998)は、山田がハルビン響に客演した1945年当時、召集されて二等兵として満州戦線にありました。その時の出来事が『王道楽土の交響楽』の中に次のように紹介され…

『王道楽土の交響楽』目次・その7

岩野裕一『王道楽土の交響楽 : 満州―知られざる音楽史』(音楽之友社、1999)目次(その7)です。(その6)はこちら。 第7章 落日の輝き 朝鮮人音楽家の台頭 スタウロフスキー奉天在住15周年記念演奏会 楽都・ハルビンの活況 国民音楽の創造 伊藤〓二と映…

『王道楽土の交響楽』目次・その6

岩野裕一『王道楽土の交響楽 : 満州―知られざる音楽史』(音楽之友社、1999)目次(その6)です。(その5)はこちら。 第6章 建国10周年 建国10周年記念行事の幕開け 「新京音楽団」の創設と村松の解任 甘粕正彦のテコ入れ始まる 哈響と李香蘭の北支演奏旅…

新緑の等々力渓谷

今日は久しぶりに等々力渓谷まで散歩してきました。

『王道楽土の交響楽』目次・その5

岩野裕一『王道楽土の交響楽 : 満州―知られざる音楽史』(音楽之友社、1999)目次(その5)です。(その4)はこちら。 第5章 国家体制のただ中へ 両楽団の活躍と合同演奏会 広がるオーケストラの演奏活動 満州国の文化行政と「芸文指導要綱」 新京音楽院楽…

パート譜の製本

今日は深井史郎『大陸の歌』と『平和への祈り』のパート譜を製本しました。『大陸の歌』のビオラバートは10ページなのですぐ終わりましたが、『平和への祈り』のほうはなんと34ページもあります。さらにディヴィジョン(部分的に上下2〜6パートに分かれて…