ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

第17回演奏会評・その3

ニッポニカ第17回演奏会の評が『公明新聞』に写真付で掲載されました。終りのところを抜粋して紹介します。(演奏会評・その2はこちら。)

芥川也寸志の音楽、大江健三郎の台本で力強い推進力:オーケストラニッポニカ第17回演奏会

……音楽は無調を主体にした重厚なもので、歌ったり語ったり、時に叫んだり。特に娼婦たちの歌う「鏡の奥から来る娘、薔薇の花をかざり、笑いながら」という不気味な歌が耳について忘れられない。ヒロシマを主題にしたものの中では出色だろう。指揮の本名徹次が全体を引き締めて名演を見せた。
(作曲家 小内將人)
出典:『公明新聞』 2010年4月28日(水)5面(音楽)