ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

Ensemble Free East 第5回演奏会

 今日は縁あってアンサンブル・フリー・イーストの演奏会を聴きに行きました。委嘱作品は音がぎっしり詰まった濃密な音楽。ニーノ・ロータの曲は「太陽がいっぱい」の映画音楽とは違い、さすがピッツェッティの弟子という感じのクラシカルな作品でした。Fgソロもお若いのに風格のある熱演で素敵でした。ラヴェルは一転してフランスのしゃれた雰囲気、木管は頑張ってたけど弦もよかったです。ヒンデミットはまたまた一転してメリハリのはっきりした作品。全体に指揮者の丁寧な音楽づくりが背中からにじみ出て来て楽しめました。コンセプトの違う4曲をよくまとめていた印象です。こういうオーケストラが元気に活動を続けているのは嬉しいです。

アンサンブル・フリー・イースト第5回演奏会
2016年3月13日(日)13:30開演 スクエア荏原ひらつかホール
プログラム
ユリイカの樹 / 阿部俊祐 〔委嘱作品、世界初演
ファゴット協奏曲(1977) / ニーノ・ロータ
クープランの墓 (1919)/ モーリス・ラヴェル
♪弦楽器と金管のための協奏音楽 作品50(1930)/ パウルヒンデミット


指揮:浅野亮介
ファゴット独奏:浦田拳一
管弦楽:アンサンブル・フリー・イース
http://ensemblefree.jp/index.html