ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

山田一雄フランスの作品を振る

 山田一雄(1912-1991)の最後の演奏会。

交響楽団第132回演奏会
1991年7月21日(日)14:00 東京文化会館
指揮:山田一雄
プログラム
フランク:交響曲ニ短調
ラヴェル:道化師の朝の歌
ビゼー:「アルルの女」第1組曲・第2組曲

 フランクの交響曲を山田先生がN響(日響)定期で初めて指揮したのは1943年。師であるローゼンシュトックに代わって専任指揮者として活躍していた時期でした。ラヴェル『道化師の朝の歌』の日本初演は1938年N響(新響)ローゼンシュトックで、2回目が1955年同じくN響山田一雄。もっとも定期演奏会以外でも演奏されていたようで、1946年の記録があります。
山田和男『日本の歌』1946年公演プログラム http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110824/
 山田先生のことを知れば知るほど、フランス音楽、フランスの作曲家に傾倒してらしたのだなあと思います。