ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

原智恵子

 今日は一橋大学兼松講堂(写真)で国立シンフォニカーの創立記念コンサートを聴きました。ピアノ協奏曲のアンコールで、ショパンの「英雄ポロネーズ」が演奏されましたが、この曲は1944年10月の学徒動員出陣式で、学生のためにピアニスト原智恵子が演奏した曲、と紹介されました。今日のピアノはスタインウェイでしたが、当時はベヒシュタインのピアノがあったそうです。当時日本に3台あったうちの1台が兼松講堂にあったとのこと。1927年に建てられたというレンガ造りの兼松講堂も印象深い会場でした。
 帰宅して書架にあった『原智恵子 伝説のピアニスト』(石川康子著 KKベストセラーズ、2001)を半分ほど読み終わったところです。原智恵子(1914-2001)という音楽家の濃密な生涯にぐいぐい引き込まれました。検索してみたところ公式ホームページがありましたので、下記に紹介いたします。


伝説のピアニスト 原智恵子http://columbia.jp/~chieko/index.html