2017-01-01から1年間の記事一覧
『海のロマンス』で一躍海運関係者に評判となった米窪太刀雄（満亮）ですが、次作『船と人』の出版により、日本郵船はじめ大手船会社から忌諱されてしまいました。そして1914年商船学校を卒業後は、松昌洋行という小さな船会社に就職しました。間もなく船長…
米窪太刀雄（満亮）は『海のロマンス』の次に『マドロスの悲哀』を書いたと思ったら、その前に『船と人』という著作がある事がわかりました。この本も先日古書店から入手しましたので、概要をご紹介します。 米窪は『海のロマンス』出版の翌月にあたる1914年…
第32回演奏会でとり上げる伊藤昇作曲『マドロスの悲哀への感覚』のスコアには、タイトルの後ろに「Yonekubo Tachioの作品に拠る」という言葉がフランス語で書かれています。2005年にこの曲を演奏した際、米窪太刀雄という人が書いた『マドロスの悲哀』という…
実験工房の全容を本格的に紹介した展覧会の図録。展示は瀧口修造の活動を紹介するシリーズの第11回として、銀座の佐谷画廊により企画された。図録は実験工房のメンバーである山口勝弘（美術）と秋山邦晴（音楽評論）が監修し、論考を寄せている。巻頭には実…
佐谷画廊代表の佐谷和彦（1928-2008）が、1981年から2006年まで28回にわたって開催した展覧会。詩人、美術評論家の瀧口修造（1903-1979）の月命日である7月に、1999年までは銀座の佐谷画廊で、2000年に銀座から荻窪に移ってからは各地の会場で開催された。毎…
2013年に神奈川県立近代美術館ほか４か所の美術館で順次開催された展覧会の図録。実験工房は1951年から57年にかけて、音楽、美術、文学の枠を越えて集った14人の若い芸術家たちが様々な活動を展開した集団。名付け親はシュールレアリストの詩人・美術評論家…
『太陽』382号（平凡社、1993年4月）の特集は、「瀧口修造のミクロコスモス」と題して縦横に瀧口を紹介しています。秋山邦晴あての「リバティ・パスポート」も。秋山は寄稿の中で実験工房について触れています。 【特集・瀧口修造のミクロコスモス】…5 宇宙…
神戸女学院大学の生島美紀子先生が、先月大澤壽人の評伝を出版されました。ニッポニカが蘇演したピアノ協奏曲やそのCD、大阪での大澤作品展などについても詳しく紹介してくださっています。 天才作曲家大澤壽人：駆けめぐるボストン・パリ・日本 / 生島美紀…
1996年より4回目となる飯守泰次郎マエストロとの演奏会。 ◆書誌データ 新交響楽団第157回演奏会 新交響楽団, 1997.4.5 [16]p ; 26cm 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1997年4月5日(土)18:30開演・東京芸術劇場大ホール(東京･豊島区) ; 曲目: 鳥は星形…
サントリー芸術財団主催のサマーフェスティバル2017で、昨日『おほむたから』を聴きました。下野竜也指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の力演でした。プログラム冊子の『おほむたから』曲目解説の最後に、「使用楽譜：東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・…
第32回演奏会の練習が先週から始まりました。初めての曲はもちろん、前に演奏した曲も新たな心持で挑戦しています。 オーケストラ・ニッポニカ第32回演奏会 コラージュ・秋山邦晴 2017年12月17日（日）14:30開演（14:00開場） 東京・紀尾井ホール プログラム…
片山杜秀さん解説の「クラシックの迷宮」、今夜は「大阪・名古屋・東京」に因んだ作品でした。 クラシックの迷宮：音楽三都物語〜NHKのアーカイブスから〜 NHK-FM 2017年8月26日（土）21時〜22時 片山杜秀 『交響組曲「大大阪」』宮原禎次:作曲 （合唱）ザ・…
本日開催のすみだ音楽祭で、ニッポニカはすみだ少年少女合唱団と共に手塚アニメ曲集を演奏します。 ■ すみだ音楽祭2017 〜向こう三軒どなり、あなたの隣の音楽家〜 https://www.triphony.com/news/2017/06/001810.html 日時 ： 2017年 8月19日（土）17:30開…
7月30日の紀尾井ホールに掲載した演奏会の時間配分です。 本日のプログラム 《鈴木秀美が振る20世紀の三章》プレトーク 14:20〜芥川也寸志 : 交響三章（約27分） 深井史郎 : 架空のバレエのための三楽章（約15分）休憩 intermission 15分（15:20頃）P.ヒンデ…
第31回演奏会のプログラム冊子の内容です。 鈴木秀美が振る20世紀の三章 : オーケストラ・ニッポニカ第31回演奏会 オーケストラ・ニッポニカ, 2017.07.30 15p ； 30cm 注記: 演奏会プログラム ； 日時・会場: 2017年7月30日(日)・紀尾井ホール(東京) ; 主催:…
