音楽評論家秋山邦晴(1929-1996)が雑誌『音楽芸術』(音楽之友社)に1974年1月から1978年12月まで49回にわたって連載した「日本の作曲界の半世紀」を、没後に林淑姫氏の編集で単行本にまとめたもの。
昭和の作曲家たち:太平洋戦争と音楽 / 秋山邦晴 ; 林淑姫編集
みすず書房, 2003
iii, 566p ; 22cm
目次:
序章 …1
はじめに …1
菅原明朗の証言 …41
1 楽団スルヤの夢 …51
諸井三郎の出発 …51
間奏曲=詩人中原中也をめぐって …71
内海誓一郎に訊く …118
2 日本の未来派音楽 …130
石川義一の音の〈渦巻〉 …130
単独者の冒険:伊藤昇の場合 …151
3 プロレタリア音楽活動 …184
原太郎の場合 …184
守田正義の場合 …197
露木次男に訊く …236
吉田隆子の場合 …247
4 新興作曲家聯盟のころ:結成から解散まで …270
清瀬保二に訊く …270
松平頼則に訊く …282
清瀬保二に訊く(2) …306
5 戦争下の「過去」と「現在」 …319
証言者・山根銀二、宮沢縦一 …330
守田正義の場合 …399
一音楽ジャーナリストの眼 …422
6 菅原明朗・オペラ〈葛飾情話〉 …433
7 「日本的なるもの」の虚構 …479
早坂文雄の挑戦 …479
「日本的」作曲をめぐる論争 …516
Entracte(幕間) …545
編者あとがき / 林淑姫 …557
初出一覧 …565