ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

安部幸明『スケルツォ』は薔薇の騎士か?!

 安部幸明『スケルツォ』の中間部トリオについて、いろいろおしゃべりしました。
Y君いわく、「あそこはリヒャルト・シュトラウスですよねえ。」
私「えっ、あ、薔薇の騎士とか??」
Y君「そうそう。あそこのところは、日本的なものとは正反対に、西欧志向まっしぐらという感じで。」
ふむ、確かにそんな感じもします。
次にM君いわく、「あそこはブラームス4番の2楽章でしょう。」
そうかなあ。まわりにはそれに賛成する声があちこちからあがりました。でも私には薔薇の騎士のほうがしっくりきますが。本番が近付くとみんなの中の音楽が熟してきているのがよくわかります。そしてまた「日本的なもの」って何かなあと、あれこれ思いをめぐらしてもいます。深井史郎が語る「日本的なもの」と安部幸明のそれは同じか違うのか、、、