昨年の日本近代音楽館所蔵資料を中心に開催された展示会図録の目次です。
五線譜に描いた夢 : 日本近代音楽の150年 = 150 years of modern Japanese music / 樋口隆一, 林淑姫, 岡部真一郎, 天沢退二郎, 倉田喜弘, 塚原康子, 森本美恵子, 末永理恵子 編著
[東京] : 明治学院大学, 2013.10
255p ; 27cm
注記: 展覧会カタログ ; 会期・会場: 2013年10月11日〜12月23日・東京オペラシティアートギャラリー ; 主催: 東京オペラシティ文化財団, 明治学院大学, NHKプロモーション, 日本経済新聞社
目次
項目 | ページ |
---|---|
ごあいさつ | 5 |
日本人と西洋音楽 / 樋口隆一 ※ | 8 |
図版構成 | 17 |
1 幕末から明治へ | 19 |
1-1 序・蘭学と西洋音楽 | 20 |
1-2 ペリー来航 : 黒船と楽隊 | 21 |
1-3 ヘボンと讃美歌 | 22 |
1-4 軍楽隊の結成 | 24 |
1-5 雅楽の伶人たちと西洋音楽 | 26 |
1-6 伊澤修二と音楽取調掛 : マニフェスト「国楽創生」 | 28 |
1-7 唱歌 : うたのふるさと | 30 |
1-8 鹿鳴館と明治のコンサート | 34 |
1-9 明治の文壇と音楽 | 38 |
1-10 作曲家 幸田延と瀧廉太郎 | 39 |
1-11 オペラ事始 : 「オルフォイス」と三浦環 | 41 |
1-12 明治の楽器 | 42 |
1-13 田中正平 : 「純正調オルガン」と日本音楽 | 44 |
西洋音楽の受容と日本の伝統音楽 / 塚原康子 | 48 |
2 大正モダニズムと音楽 | 51 |
2-1 山田耕筰の留学と帰朝 | 52 |
2-2 『詩と音楽』の山田耕筰 | 58 |
2-3 童謡運動と作曲家たち | 62 |
2-4 宮城道雄と「新日本音楽」 | 66 |
2-5 オペラ! オペラ!: 帝劇と浅草オペラ | 70 |
2-6 セノオ楽譜 | 74 |
2-7 萩原朔太郎とマンドリン音楽 | 77 |
2-8 宮沢賢治と音楽 | 80 |
2-9 批評の誕生 : 大田黒元雄と『音楽と文学』 | 82 |
2-10 徳川頼貞と南葵楽堂 | 86 |
2-11 二つの「第九」初演 | 88 |
宮沢賢治の詩と音楽 / 天沢退二郎 | 90 |
3 昭和の戦争と音楽 | 93 |
3-1-1 新興作曲家聯盟の結成 | 94 |
3-1-2 橋本國彦の夢 | 96 |
3-1-3 新興作曲家聯盟と作曲家たち | 99 |
3-2 プロレタリア音楽運動の挫折 | 105 |
3-3 近衛秀麿と新交響楽団 | 107 |
3-4 ローゼンストックとプリングスハイム | 108 |
3-5-1 チェレプニンとチェレプニン楽譜 | 110 |
3-5-2 ワインガルトナー賞 | 115 |
3-6 「国民歌謡」と流行歌、戦時歌謡 | 116 |
3-7 「紀元2600年」の祝祭 | 120 |
3-8 統制団体「日本音楽文化協会」 : 音楽は軍需品なり | 122 |
レコードと日本の音楽事情 / 倉田喜弘 | 124 |
4 「戦後」から21世紀へ | 127 |
4-1 ドキュメント・サンフランシスコ講和条約まで | 128 |
4-2 実験工房 : 瀧口修造と若き芸術家たち | 138 |
4-3 「アルス・ノヴァ」と電子音楽 | 143 |
4-4 二十世紀音楽研究所 : 「現代音楽」の祭典 | 144 |
4-5 ジョン・ケージとメシアン | 146 |
4-6 Expo'70の音楽 | 148 |
4-7 武満徹の音楽 | 151 |
4-8 戦後音楽の旗手たち | 156 |
4-9 伝統と音楽・音楽の東西 | 164 |
4-10 オペラの「戦後」と現在 | 170 |
4-11 オーケストラの現在 | 180 |
尾高賞歴代受賞作品 | 182 |
幕末から明治へ : 日本人は西洋音楽をどのように受け止めたか / 樋口隆一 ※ | 186 |
大正モダニズムと音楽 / 林淑姫 ※ | 194 |
昭和の戦争と音楽 / 林淑姫 ※ | 201 |
戦後の音楽 : 受容を超えて / 岡部真一郎 ※ | 209 |
年表 | 218 |
日本の音楽雑誌1890-2013 | 242 |
文献リスト | 244 |
出品リスト | 248 |
※は英文テキスト付
展覧会サイト http://www.operacity.jp/ag/exh157/
NDLリサーチナビ http://rnavi.ndl.go.jp/books/2014/04/025074479.php