先日ラジオを聴いていたら、レスピーギ『ローマの松』が流れてきました。
レスピーギ （Ottorino Respighi, 1879-1936）
交響詩「ローマの松」Poema sinfonico 'I pino di Roma'
1. ボルゲーゼ荘の松 I pini di villa Borghese
2. カタコンバ付近の松 I pini presso una catacomba
3. ジャニーコロの松 I pini del Gianicolo
4. アッピア街道の松 I pnini della Via Appia
作曲年 1924 初演 1924 ローマ
出典：クラシック音楽作品名辞典 改訂版（井上和男編著 三省堂、1996）
1990年に山田一雄先生の指揮で演奏した時のことを思い出しました。そのときは『新世界より』もいっしょにやりました。色彩豊かな曲と先生の指揮ぶり、3曲目の終わりに聴こえて来る鳥の声、4曲目の圧倒的な音の洪水。アンコールで先生のお好きなピエルネ『小牧神の行進』を演奏した時の先生の笑顔。
2006年にローマに出張した時訪れたローマ日本文化会館は、ボルゲーゼ公園を抜けた所にありました。森のように広がる緑の中に突然現れた白く巨大な大理石造りの美術館などを横目で見ながら、レスピーギの音楽を思い浮かべたものです。
