9月9日は神奈川フィルの山田一雄メモリアル・コンサートでした。先生の『序曲・荘厳なる祭典』は紀元2600年を記念して作曲されたらしいとのこと。ブリテンの『シンフォニア・ダ・レクイエム』の演奏会を思い出しました。そして『もう直き春になるだろう』と『日本の歌』。昨年ニッポニカで演奏したばかりですが、『もう直き春』はやはりドビュッシーの『小組曲』を思い浮かべます。『日本の歌』もフランスの香りたっぷりだし、山田先生はフランスやイタリアの粋な音楽がとてもお気に入りだったことが忘れられません。1990年演奏のレスピーギ『ローマの松』もとても楽しそうに指揮されていました。もっともこの演奏会は直前に先生が体調をくずされ、本番当日のステージリハーサルは別のトレーナーの先生が指揮し、本番のみ振られたのでありました。まるで昨日の事のようです。
神奈川フィルのコンサート http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20120816
『シンフォニア・ダ・レクイエム』のコンサート http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20100518/1274182236
『小組曲』『ローマの松』のコンサート http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110107/1294407129