ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ストコフスキーの1965年来日公演(その1)

 指揮者ストコフスキー(Leopold Stokowski, 1882-1977)は1965年に来日し、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮して下記の2公演を行いました。7月13日の公演では、ヘンリー・カウエルの琴の協奏曲を演奏しています。

♪1965年7月8日の公演(東京文化会館
バッハ:パッサカリアとフーガ、ハ短調ストコフスキー編)
アイヴズ:「答えのない質問」
柴田南雄:「シンフォニア
チャイコフスキー交響曲第4番


♪1965年7月13日の公演(日本武道館
バッハ:トッカータとフーガニ短調ストコフスキー編)
ベートーヴェン交響曲第5番
ヘンリー・カウエル:琴と管弦楽のための協奏曲
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ
スーザ:「星条旗よ永遠なれ」(アンコール)

 ニッポニカの某ヴァイオリニストは、「高校生の時、試験休みに学校行事で武道館に演奏会を聴きに行ったけど、そのときお琴が出てきたのを覚えてるわ」と驚愕の発言。正にその演奏会を指揮したのがストコフスキーなのでした。
 なお、ドーソンの『黒人民謡交響曲』を初演したのもストコフスキーでした。ドーソンの来日は1965年らしいのですが、ストコフスキーと交遊があったドーソンですので、もしかしたらこの武道館に顔を出していたかも、と空想してみたりしています。