ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

大木惇夫作詞の校歌

 練習の時となりの青年ビオラY君がやってきて、「僕の中学校の校歌って、大木惇夫の作詞で、歌い出しが“みどり”で始まりましたよ」と教えてくれました。

緑の峡に 湧く清水
うけてすがしく かがよへる
わが学び舎に 誇りあり

 これは福島県いわき市立平第三中学校の校歌で3番まであり、引用したのは第1番の出だしのところです。大木は終戦前後福島県で療養していましたので、彼の地の校歌もいろいろ作ったのかもしれません。また「緑」は大木が平和(やすらい)を象徴する言葉として詩に使っていますので、校歌の意味が今になってよくわかる、とY君はつぶやいておりました。
 Y君は現在「粒谷区」の住民で、「粒谷区民管弦楽団」にもはいってるそうです。世の中いろんな出会いがありますが、これにはびっくりでした。楽しみはどんどんひろがります。