ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2012-01-01から1年間の記事一覧

2012−08−25の練習日記

昨日は(今日も)スカイツリーのふもとの会場で練習しました。夜空に浮かび上がるツリーの姿の美しいこと!そしてバイオリン男子の中には浴衣姿がひとり!花火帰りかしら。写真をとりそこなったので今朝の朝顔でご容赦ください。江戸情緒の真っただ中で大阪…

永井荷風の日記

先日の練習の時となりのおじさんビオラが「永井荷風の日記に菅原明朗といっしょに宅孝二がでてくる」というような話をしていました。手元の本に永井荷風(1879-1959)の日記について次のようにあったのを思い出しました(作曲家は出てきませんが)。 永井荷…

オーケストラ・ニッポニカ第22回演奏会(曲順変更)

9月2日の演奏会、曲の順番が下記のとおりとなりました。 芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ 第22回演奏会 ♪清水 脩 交響曲第三番(1960) ♪宅 孝二 ロンド・カプリチオーソ:小オーケストラのための ♪大澤壽人 トランペット協奏曲(1950)* ♪…

神奈川フィルの山田一雄メモリアル・コンサートと写真展

山田一雄(1912-1991)生誕100年コンサート、ソリストは山田英津子さん。 生誕100年、山田一雄メモリアル・コンサート 日時: 2012年9月9日(日曜日) 15:00 開演 会場:横浜みなとみらいホール 指揮:小泉和裕 管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 共演:…

2012−07−28の練習日記

清水脩『交響曲第3番』を寺岡先生の指揮でみっちりやりました。3管編成なのでコールアングレもバスクラリネットもコントラファゴットもあります。写真はコールアングレ。3楽章にはティンパニのソロがあって、変拍子をピタッと決めて演奏するのを気持ちよく聴…

『タラス・ブーリバ』あらすじ

2002年にヤナーチェクの狂詩曲『タラス・ブーリバ』を演奏した際に、その基となったゴーゴリの小説のあらすじをまとめたことがあります。せっかくですのでここに載せておきます。 ゴーゴリ作「タラス・ブーリバ」(1834) あらすじ 時は17世紀後半、ウクライ…

2012-07-21の練習日記

清水脩『交響曲第3番』3楽章練習番号47からの音型が耳から離れません。木管楽器が細かく動く中でバイオリン→ビオラ→チェロが順番に単純な音型を繰り返していきます(写真はビオラのパート譜)。金管が別のリズムを刻み、スコアを見るとピアノが木管にかぶさ…

大栗裕と大阪音大図書館の大栗文庫

『大阪俗謡による幻想曲』の作曲家大栗裕(おおぐり・ひろし、1918-1982)は、今回の演奏会で取り上げる4人のうち一番若いことになります。大阪音楽大学付属図書館には、大栗に関する様々な資料を収集し利用に供している大栗文庫があります。 大阪音楽大学付…

[練習]2012-07-14の練習日記

コンサートマスターの浜野考史先生(写真)が来てくださって、弦楽器だけの練習でした。宅→大栗→清水とやりましたが、大栗作品はみっちりやるとなかなか大変。パートごとに分解してゆっくり練習しました。細部を積み重ねてオーケストラの音楽ができあがって…

[演奏会]山田英津子さんのリサイタル

7月19日(木)函館で下記演奏会があります。 山田英津子ソプラノリサイタル 《山田一雄生誕100年記念演奏会》 プログラム 歌の翼に / メンデルスゾーン 私を泣かせて下さい / ヘンデル アヴェ・マリア / カッチーニ 初恋 / 越谷達之助 宵待草 / 多忠亮 ソナ…

2012-07-08の練習日記

本番を指揮してくださる寺岡清高先生初登場、宅→大澤→清水と練習しました。大澤ではソロ・トランペットの代奏として三浦クンという若者が参加してくれました。難しいソロを涼しい顔で吹き終わると一同拍手!トランペットパートのYさんに聞くと、この曲のソロ…

宅孝二

『ロンド・カプリチオーソ』の作曲家、宅孝二(たく・こうじ、1904-1983)は橋本國彦と同じ年に大阪に生まれました。『日本の作曲家』によると、両親は邦楽を好み、自身も小学校時代から謡曲や仕舞、三味線を習う、とあります。同志社を2年で中退し、1927年…

大澤壽人交響作品 関西・東京連続演奏会(演奏会プログラム)

2006年3月に大阪と東京で開催した演奏会のプログラム。大澤壽人情報が満載です。これ以降関西での大澤作品演奏にはめざましいものがあります。 なお、3月12日の東京公演では、この年2月8日に亡くなられた伊福部昭先生を追悼して、先生の代表作『タプカーラ交…

2012-07-01の練習日記と作曲家清水脩

清水脩(しみず・おさむ、1911-1986)の『交響曲第3番』を練習しました。楽章ごとに通して、細部を繰り返しました。3楽章は最初はゆっくり、2回目はすこし速く通しました。甲田先生の丁寧な指揮で全体像が明確につかめてきます。 清水脩のことを『日本の作曲…

2012-06-23の練習日記

宅→大栗→大澤と練習しましたが、帰り道そして帰ってからも頭の中を大栗『大阪俗謡による幻想曲』の特徴的なメロディがぐるぐる響いていました。帰り道はいつも六本木あたりを車で疾走してくるのですが、サックスがはいった音楽がよく似合う気分です。ピアノ…