ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

宅孝二

 『ロンド・カプリチオーソ』の作曲家、宅孝二(たく・こうじ、1904-1983)は橋本國彦と同じ年に大阪に生まれました。『日本の作曲家』によると、両親は邦楽を好み、自身も小学校時代から謡曲や仕舞、三味線を習う、とあります。同志社を2年で中退し、1927年パリ音楽院でナディア・ブーランジェに作曲を師事したそうです。大澤壽人よりも前の事でした。

『ナディア・ブーランジェとの対話』 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110131/1296476322
ナディア・ブーランジェ年譜 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110225/1298641899
ナディア・ブーランジェのウェブサイト http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20110226/1298672369

 帰国後1938年に深井史郎らのポムクラブに参加し、自作の歌曲を発表とのこと。

「ポム・クラブ」検索結果(まだ全部入力してないので宅の名前はでてきません)
http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/searchdiary?word=%A5%DD%A5%E0%A1%A6%A5%AF%A5%E9%A5%D6

参考:『日本の作曲家:近現代音楽人名事典』(日外アソシエーツ、2008)