清水脩『交響曲第3番』3楽章練習番号47からの音型が耳から離れません。木管楽器が細かく動く中でバイオリン→ビオラ→チェロが順番に単純な音型を繰り返していきます(写真はビオラのパート譜)。金管が別のリズムを刻み、スコアを見るとピアノが木管にかぶさって入っているのがわかります。この力強い音楽はいったいなんなんだろう、と思いながら練習しました。作曲された1960年は60年安保の年、そして芥川のオペラ『暗い鏡』の初演の年。
『ヒロシマのオルフェ』『暗い鏡』の演奏歴(暫定版) http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20100104/1262565817