ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

木野雅之、被災地コンサートで「星めぐりの歌」

オクタヴィア・レコードのTwitterで下記コンサートの案内がありました。演奏される曲目のうち『星めぐりの歌』は、芥川也寸志『双子の星』にも出てくる有名な曲。 木野雅之ヴァイオリンリサイタル 出演:Vn木野雅之、Pf平沢匡朗 曲目: アヴェヴェルムコルプ…

山田一雄『一音百態』「“小箱”に魅せられて」より

1919(大正8)年に学習院の初等科に入学し、代々木の自宅から学校のある四ツ谷まで3人の兄たちといっしょに電車で通い始めました。同級生は皇族・華族の子息がほとんどで、ケンカのときでも敬語を使ってワイワイやっていました。同級の徳川家英さんの千駄ヶ…

山田一雄『一音百態』「スポーツ万能少年」より

学習院では言葉遣いなど大変丁寧な指導が行われていました。その一方でスポーツの指導も盛んで、四ツ谷から練馬方面まで駆け抜けるクロスカントリーや、弓道、柔道、剣道、乗馬など初等科から中等科にかけてあらゆるスポーツを楽しみました。 こうして、少年…

山田一雄『一音百態』「オルガンで音遊び」より

和男少年は茶の間にあった燭台付きの立派なオルガンで遊ぶようになりました。教えてくれる人はいなかったので、自分で音を探り出しながら美しい音色に感動しました。 だから、少年時代のわたしは、音楽に対していつもハングリーだった。しかし、このひもじく…

山田一雄『一音百態』「“鬱々”の少年時代」より

山田一雄 1912(大正元)年10月19日生まれ。和男と命名される。 わたしの少年時代は、英文学者で学習院の教授をしていた父と、優しい母の庇護のもとに、穏やかに流れていった。わたしの上には、兄が三人。男ばかり続いた四人目の子供だったので、わたしの時…

2011-07-02の練習日記

山田和男『若者のうたへる歌』(1937)をまずじっくり練習しました。4拍子の出だしはティンパニの一打で、続いて2nd ViolinとViolaがフォルテシモでリズムを刻み、次第に全パートに広がって世界を形作ります。エネルギーがほとばしり前衛的ともいえる響きは…

2011-07-02の予定

第20回演奏会の練習再開です。 場所:G-Plaza Hall No.2 指導:柴山先生 時間:18:15〜21:15 若者→木曽

100周年を迎えた帝国劇場

山田一雄先生が1946年に貝谷バレエ団の公演で指揮をした帝国劇場は、1911年の開場ですので今年で100周年を迎えました。山田先生より1歳年上になります。建物は1923年の関東大震災で燃えてしまい、翌1924年に再建されました。戦後の1964年に今度は建替えのた…