ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

小宮多美江氏の語る1957年の日本の音楽界

 ここでちょっと視点を変えて、小宮多美江『受容史ではない近現代日本の音楽史』にあげられていた1957年のキーポイントを載せておきます。

  1. 東京交響楽団の日本人作品演奏シリーズで、安部幸明「交響曲第1番」、武満徹「弦楽のためのレクイエム」初演。
  2. 日本フィルハーモニー交響楽団「日フィル・シリーズ」開始(作曲家に委嘱)
  3. マチュアオーケストラ新交響楽団第1回演奏会
  4. ブリヂストン美術館「作曲家の個展」シリーズ開始
  5. 平凡社『音楽事典』完結

 ここでも東響のシリーズと、日本フィルのシリーズが話題になっていました。またブリヂストン美術館のシリーズもあがっています。音楽界だけでなく芸術をとりまく日本社会の活発なエネルギーを感じることができます。

小宮多美江『受容史ではない近現代日本音楽史 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20141207/1417958147

ブリヂストン美術館の「作曲家の個展」開催の背景 http://d.hatena.ne.jp/nipponica-vla3/20141023/1414064208