ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

ニッポニカ忘年会のお楽しみ

 昨日の忘年会第1部で楽しんだ演奏は、飛び入りもはいって下記のとおりでした。

  1. 芥川也寸志 24の前奏曲:こどものためのピアノ曲集. No.1〜12 [1979-80](Pf)
  2. 芥川也寸志 「ラ・ダンス」より第1曲 [1943](Pf)
  3. チェレプニン フルート、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲
  4. ラヴェル ヴォカリーズ−ハバネラ形式のエチュード [1907](Fl、Pf)
  5. 團伊玖磨 ファンタジア No.3 [1985](Vn、Pf)
  6. 芥川也寸志 秋田地方の子守歌 [1977](Vn、Pf)
  7. グリーク 「ふたつの悲しき旋律」より「過ぎにし春」[1881](弦楽合奏
  8. シベリウス吉松隆 カレリア組曲より マーチ:Pf、Vn、Vc、Cb、Cl、Tp、Percのための [1893/2010](ClパートはVnで演奏)
  9. 芥川也寸志 24の前奏曲:こどものためのピアノ曲集. No.13〜24 [1979-80](Pf)


・小倉朗没後20年資料展示

24の前奏曲』は、ハ長調ハ短調ト長調ト短調、の順で♯が1つずつ増える長調の曲とその同主調が前半、後半は♭6つ(=♯6つ)の調から一つずつ減っていって終ります。ピアニストはチェロ奏者。宴会の最後に芥川作品のエッセンスを解説してくれました。
『ラ・ダンス』のピアニストはビオラ奏者。ものすごくダイナミックな演奏でした。
チェレプニンのトリオは、初心者Vnと達者なFl・Vcのために書かれたらしく、Vnはほとんど開放弦を弾いていました(写真)。
團作品は急遽やることになったためかVn奏者が自分の楽譜を忘れてきてしまい、ピアノの譜面に書かれているVnパートを見ながら演奏していました。
『カレリア』は旋律がクラリネットなのに楽器がそろわず、Vnで弾いてみたものの移調が大変で四苦八苦の演奏となりましたが、なんちゃって打楽器も加わり楽しい一幕でした。