ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

伊福部昭『日本狂詩曲』(演奏会プログラム)

伊福部作品を2回目に演奏したのは、1982年のことでした。(1回目はこちら

◆書誌データ

交響楽団第97回演奏会

 新交響楽団, 1982.9.15
 1枚(3つ折) ; 26cm
 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 1982年9月15日(祝)・東京文化会館大ホール(東京・台東区) ; 曲目:
  祝典序曲 作品96 (1954) / ショスタコーヴィチ
  日本狂詩曲(1935) / 伊福部昭
   1. 夜曲
   2. 祭

  交響曲第6番ホ短調作品64(1888) / チャイコフスキー
 出演: 芥川也寸志(指揮), 新交響楽団(管弦楽)

『日本狂詩曲』の曲目解説の最後に、打楽器について下記のような記載がありました。

この曲のスコアが国際的に出版されたものである為、打楽器は一般的な楽器名が記されているが、本来、作曲者は、和楽器の使用を意図している。今回の演奏では、カスタネットとして、明清楽と共に中国から渡来した「拍板(パイパン)」を、ウッドブロックには、東南アジアの「ラリ」を、シンバルは本来仏具である「鐃はち (にょうはち、はちは金偏+友)」を使用した。これらはいずれも伊福部先生所蔵の大切貴重な物である。[下記参照]

楽器編成は次のとおりです。

伊福部昭『日本狂詩曲』楽器編成

picc., fl.2, ob.2, cor-ing., cl.2, bass-cl., fg.2, contra-fg., hr.4, tp.2, tb.3., tuba, timp., castagnetta, tamb-milit.con corda, tamb-milit.senza corda, tamb-basco, wood block, piatti, gran cassa, tam-tam, pf., hp.2, str.