ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

伊福部昭『日本狂詩曲』打楽器

上のブログに「鐃はち(にょうはち、はちは金偏+友)」と書きましたが、『打楽器事典』を見たら次のようになっていました。「はち」は「鉢」または「鈸」のようです。

にょうばち 鐃鉢 →にょうばつ
にょうばつ 鐃鈸 =にょうばち(鐃鉢) 銅または青銅を素材とした、シンバル型の楽器。2枚1組とし、楽器の中央の穴に、皮または組糸のひもが通してある。大きさは30〜45cmぐらい。仏教の法要などに用いられる。俗に銅鈸(どうばつ)、妙鉢(みょうはち)などともいう。元来鐃(にょう)と鈸(ばつ)とは別のものであったが、現在では主に鈸のことを指す。なお中国では現在でも鐃と鈸とは別の楽器である。 →どうばつ →みょうはち →にょう →ばつ


出典:網代景介・岡田知之共著『打楽器事典 新版』(音楽之友社、1994)p229