今回の演奏会では、金管楽器が多種多様のミュートを使用します。ミュートは一般に「弱音器」と翻訳されていますが、音を「弱くする」というよりも、「音質を変える」という役割のほうが大きいです。「変音器」ともいいます。
以下は某トロンボーン奏者からのレポートです。
『ヒロシマのオルフェ』で使用されているトランペット、トロンボーンのミュートは四種類です。
・ストレートミュート:通常の形状のもの
・カップミュート:ストレートミュートの先端にカップが付いているもの
・ハーマンミュート:ワウワウミュートの中管を抜いたもの。全曲中ほんの数小節
・ソロトーンミュート:(まだ入手できていない)非常に特殊、全曲中ほんの数小節写真はトロンボーン三人分のミュートを並べたもので、一番左の白いものはテナー用の別種類のストレートミュート。音色の違いを表現できるかどうかが課題であります。