作曲家菅原明朗(1897-1988)と、イタリアの作曲家I.ピッツェッティ(1880-1968)の作品を取り上げた演奏会です。曲順は変更の可能性があります。
オーケストラ・ニッポニカ第28回演奏会:菅原明朗 イタリアへの思慕
2016年2月14日(日) 14:30開演(14:20よりプレトーク)
東京四谷・紀尾井ホール
プログラム:
♪ 菅原明朗: 交響的幻影「イタリア」(1968)
♪ 菅原明朗: ピアノ協奏曲(1971) 初演
♪ I.ピッツェッティ: 交響曲イ調(1940)指揮 阿部加奈子 http://www.east-friends.com/?page_id=2
ピアノ 高橋アキ http://www.aki-takahashi.net/
管弦楽 オーケストラ・ニッポニカ http://www.nipponica.jp/
チケット 全席指定 S 3,000円/A 2,000円 http://www.nipponica.jp/concert/ticket_information.htm曲目および曲順は都合により変更する場合がございます
紀尾井ホール アクセス http://www.kioi-hall.or.jp/access.html
ピッツェッティの作品は1940年の紀元二千六百年奉祝演奏会のために作曲され、歌舞伎座で披露されました。菅原明朗はこれを舞台と録音レコードで聴いており、後に次のように語っています。
ピツェッティの「交響曲」を聴いた時は、私の音楽生活の最高のエクスタシーのひとつでした。あの曲では音楽のクライマックスが管弦楽の音響の増減とは関係なく描き出されて行きます。私の経験の範囲では、こんなことの出来る作家はバッハとモーツァルト、それからフォーレとドビュッシーだけでした。(「旋律」『音楽世界』1951年6月より)
菅原は又、イタリアについて1981年に次のように語っています。
イタリアに対する共感というのは、最初からです。イタリアをのぞいてヨーロッパの文化は考えられないでしょう。欧州文明をつくりあげたのは地中海文化です。ついでヨーロッパ文化に移ったとき、エジプト、小アジア、ビザンチンが後退した。そして、ここにフランス、スペインが入ってきた。両方の文化にまたがっていたのはイタリアですよ。理屈でなく、イタリアを無視して文化を考えることはできません。(「菅原明朗氏に訊く」秋山邦晴『菅原明朗 : 日本の交響作品展 5』プログラムより)
・演奏順が変更となりました。(2016.2.6修正)