1961年8月、25歳の石井眞木の年譜には次のように書かれています。
バイロイトの「国際ユーゲント・フェストシュピール・トレッフェン」に参加（《４つのバガテレン》op.3の演奏／ヴァイオリン：浦川宜也／ピアノ：石井眞木）。
この「国際ユーゲント・フェストシュピール・トレッフェン」とは何かと調べたら、現在も行われている次の催しでした。
Festival junger Künstler Bayreuth
(The Bayreuth Festial of Young Artists)
http://www.youngartistsbayreuth.com/
このサイトの「About us」の中に、下記の記載がありました。
From 1950 until today: For more than 60 years, some 25,000 young people from 80 nations have come to Bayreuth to work together and to learn from each other.
The Bayreuth Festival of Young Artists is run as a non-profit foundation under its original name: "Internationales Jugend-Festspieltreffen Bayreuth e. V.
http://www.youngartistsbayreuth.com/index.php?id=242&L=1
1950年から60年以上も、世界80か国から25,000人もの若者がバイロイトに集まってお互いに学びあってきたそうです。トレッフェン "treffen" は「出会う」という意味のドイツ語ですが、「西洋と東洋が出会う音楽祭」であり、「東西が遭遇する若者のお祭り」なのですね。25歳の若者の心に大きな刺激を与えたことは間違いないでしょう。
