ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカのビオラ弾きのブログです

2010-07-20から1日間の記事一覧

大木惇夫『緑地ありや』第12章

妻病みて 医者を呼ぶとて 日の暮れの 巷路ゆけば、こがらしに吹かれて行けば、 みちばたの小暗きに ほのじろき水鉢に 水仙の芽のさむざむ明かりぬ。わが胸も ややにふるへぬ、ふるへつつ 見やりつつ 巷路をとぼとぼ行けり、こがらしに 吹かれて行けり。 ― 日…

菅原明朗と深井史郎(その1)

『菅原明朗 : 日本の交響作品展 5 』のプログラムに掲載されていた秋山邦晴さんのインタビューの中から、深井史郎に関するところを抜粋します。なお全文はニッポニカ「菅原明朗とその周辺」の演奏会プログラムに転載されています。 弟子としての深井史郎ほか…